森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

ということで丸亀阪神vs中日のウエスタンリーグの試合を観ることになったのですが、そのためだけにわざわざ丸亀まで行ったのではなくて、途中の今治市、西条市で家具などの納品があったので、会社の休日を利用して納品を兼ねて行った(あるいは試合観戦を兼ねて納品に行ったとも)のでまったく何も後ろめたいことはないのです(キッパリ)!多少のハプニングもあったものの、無事に納品も終わったのですが、試合開始までかなり時間があります。そういう場合にはするべきことはその城に行くこと!その前に丸亀名物骨付鳥の『一鶴(いっかく)』で腹ごしらえ。

20~30歳代の若い頃は、四国管内での木材業界の交流も盛んで、よく香川にも行っていましたし、香川県に支店があるようなお客さんとの取引も多くて結構香川にも納品に行ったいたので、その行き帰りなどにここの骨付き地鶏もよく食べたものです。初めて食べたのは20歳代の頃で、かなりシパイシーな味付けもビールの呼び水として大満足でした。メニューはシンプルに骨付き鳥と鶏飯で、骨付き鳥には「おやどり」と「ひなどり」があって、ひなどりは子供でも噛めるやわらかさですが、おやどりはかなり顎の力が必要とされます。久しぶりに食べましたがなかなか噛み切れず・・・。

テイクアウトもあって、何度か持ち帰って家でも食べましたが、プレートに触るとアチアチの出来立てでないとこの皮のプリプリさや香ばしさ、ジューシーさは堪能できないのではないかと思います。入る時は腹が減り過ぎていて気づかなかったのですが、会計を済ませて店を出ようとすると、『ミズメザクラ(水目桜』の立派な一枚板が背板に使われている待合のベンチが目に飛び込んできました。さすがにそこでスケールを出して長さを測定するわけにはいきませんでしたが、4人掛けなので目測で2ⅿの豪快な赤身の杢。品格が漂っています。

そのミズメザクラのベンチと背板がいつ頃取り付けられたのか分かりませんが、20~30年頃前は少なくとも愛媛ではミズメザクラは間違いなく銘木の代表銘柄のひとつとして人気を博していて、いろいろな場面で利用されてきました。『ヤマザクラ(山桜)』ではなかなかそこまでの大きさの板が取りづらいので、その代用的な意味もあったのと、ミズメに現われる独特の虎斑(トラフ)が人気でテーブルをはじめ、玄関の踏み台、カウンターなどに使われました。早いとこ『今日のかけら』で書いとけよと、催促されているような気分・・・

 




勝った負けたで一年のうち半分を楽しませてくれるプロ野球交流戦が始まってからパ・リーグ6球団との交流戦が各3試合で18試合、リーグ内の対戦が25回戦総当たりの125試合で、1球団あたりの試合数は143となります。そわが阪神タイガースの場合は、今年はそのちホーム球場で開催されるのが 62試合、ビジター球場で開催されるのが63試合(年度によって逆パターンもあり)。そのうち地方に住む阪神ファンである私が球場で観戦できる機会は、週末のホーム(あるいは愛媛の坊ちゃん球場で開催される試合)となります。

ドーム球場なら雨の心配もないのですが、甲子園球場の場合は雨で中止というリスクもあるので、わざわざ甲子園まで行って中止というのはあまりに辛いので、なるべく土日(あるいは祝祭日がらみの2連休)を抑えたい。しかし、甲子園を本拠地とするタイガースには、春と夏に全国高校野球甲子園大会という大きな壁がありまして、うまい具合に週末に甲子園での2連戦が絡むケースがなかなか少ないのです。当然準ホームである京セラドームも視野にいれておりますが、それでもかなり限られた条件となります。

しかも7月も中盤以降となると暑さを配慮して屋外ではデーゲームがほとんどなくなります。30度を超える猛暑のスタンドで3時間近くも座って野球を観るのはこちらも勘弁してほしいので仕方ないのですが、そうなると18時開始のナイトゲーム2連戦に行くためには、野球のために昼から仕事を放棄するしかありません。さすがにそれは出来ませんが、もしその暴挙に出たとしても2日目の試合を観終わってから車で家に辿り着くのは深夜、あるいは日付が変わった頃になってしまいます。それはさすがに次の日の仕事に差し支える。

ということで、夏以降はなかなか甲子園に行くことが出来ないのですが、その不満を解消とまではいかないものの、少しでも気持ちを和らげてくれるのが地方で開催されるウエスタンリーグ(2軍)の公式戦。地方の野球ファンの開拓、地域のスポーツ交流等々のお題目はあるのでしょうが、こちらとしては2軍といえどもプロの試合を近くで観えるのは嬉しい。ということで、香川県丸亀市のレクザムボールパークで週末にナイトゲームで開催された中日2連戦に行くことにしました。とりあえず2連戦の初日だけですが。明日に続く・・・

 




弊社には必要以上に大きなモノがいくつかあって(まあ、それが面白いと思って自分で買ってきたわけですが)、自分の中では敬意を込めてそれらを『ビッグ・ユニット』と呼んでいます。野球好きな方ならお察しの通り、2mを超える長身で160キロを超える剛速球を投げ込んでいたメジャー・リーガー、ランディ・ジョンソンのニックネームです。通算300勝を越え、野球殿堂入りも果たした名選手ですが、投じた球があまりに速すぎて、たまたまバッターの前を横切った鳩に直撃するという衝撃的な事故もありました。とにかくすべてが規格外の選手でした。

そんなランディ・ジョンソとは何の関係も無いのですが、大きなモノはただ大きいというだけで価値がある、という材木屋ならではの価値観が染みついていて、(必要以上に)大きなモノに対してはもうそれだけで圧倒され、魅了され、つい買ってしまう事があります。当然、懐具合との相談になりますので、置き場所も無いような巨大なモノには手が出ません。あくまでも『私の中のビッグユニット』(←世間的にはリトルユニット)なんですが、それがまたなんとも愛おしいというか、手元に置いておきたいというか・・・

そんな『私の中のビッグユニット』の1つがこちらの『パドック』。以前にもご紹介しましたが、写真の奥の板は現在ではカフェのカウンターテーブルとして活躍中です。手前の根元が大きく張り出した方のパドックは、いろいろ事情がありまして長さと厚みをカットしました。大きな木は大きいなりに使ってもらうにこしたことは無いのですが、さすがに長さが6400㎜で、幅が1000㎜、厚み120㎜クラスとなると、そのままの大きさでは使うのは難しいどころか、動かす事すら容易ではありません。泣く泣くこの一枚はカットして販売することにしました。

そうやってカットしたうちにひとつがこちら。これでも長さは1400㎜、最大幅で1000㎜、厚み60㎜ぐらいはあります。売るというよりは、こんなモノもありまっせ的な看板として展示しとこうかなと思ったいたら、テーブルとして売れました!仕上がり具合をご確認いただくために表面をサンダーで磨いてオイルを塗ると、この美しさ!!売れて嬉しいような、手元から離れるのが悲しいような・・・。ご購入いただいた方が元甲子園球児というのは、もしかしたらビッグユニット、ランディ・ジョンソンのお導きではなかろうかと思ったりもしているのです。サンキュー、ランディ

 




先日、神戸の娘のところに行った際、道路の混んでいない早朝に出発したこともあり、早々に予定よりもかなり早めに到着して用事も早々に終了。用事が済めば家内は娘と神戸市内にショッピングに出かけるので、私には自由時間が与えられることになり、京セラドームで開催される阪神VSヤクルトの開幕カードの第三戦に行けるチャンスが突如巡ってきたのです4月16日に松山の坊ちゃん球場で開催される阪神VSヤクルト戦(残念ながら今年は1試合のみ)のチケットは当然抑えているものの、まさか京セラの開幕カードに行けるとは思ってもいなかったので、これはまさに僥倖!

浪速のなぐり王子』こと橘明夫君(橘商店)たち大阪の材木屋の虎党が開催している、開幕カードを京セラで応援する会に毎年声をかけてもらっているものの、その時期に泊りがけで大阪に行く都合がつかずいつも断念していました。今年も羨ましく参加状況を眺めていたのですが、まさかの「神戸に日帰りで行かねばならない状況」が発生。ただし、既にそちらの方は既に定員となっていたので、個別にチケットを手配。今時なんで、ドタキャンした人がネットでチケットの売り買いをしているので、1人席ならどうにでなるのがありがたいところ。運よく前列の内野席を確保!

これはもう、最近心を入れ替えて倉庫の掃除をまめにするようにしているので、かけらの神のお導きに違いない!いや、これこそ長女からの少し早めの誕生日プレゼント!そう言い聞かせて、早朝より車を走らせてきたのです。家内と長女と一緒に神戸市内で昼食を済ませた後、私は独り電車で京セラドームへ移動。大阪に来た際にはその独特の球場の屋根を横目に見ていましたが、入城するのは初めて。地方から野球観戦に来る者にとっては、4時間かけて大阪まで来てからの試合中止はかなりのショックですから雨でも試合が流れないドーム球場は本当にありがたい。

今年は西ガルシアなど協力投手陣の補強に成功したものの、相変わらず糸井福留頼りの打線が心配ですが、勝ち負けだけにこだわらず1年間ゲームを楽しみ、仕事をする張り合いにしたいと思っています。野球界でもいろいろと移籍がありましたが、身近な木材業界内でも違う会社に移った人、退職された方、新しく仕事を初めた人、違い職種に畑替えした人などさまざま。それはうつものことながら、今年は長女の就職の事もあって、「新しい舞台に立つ」人の事が特に気になります。どんな場所にもよき友、よき理解者は現れる。人生到るところに青山あり

 




個人的は、ピッチャーの投球スタイルとしては、昔で言えばミスター・タイガースの村山実が好きです。身長は私と同じ175㎝で、プロ野球選手としては小柄だったため、全身のバネを使ってダイナミックに投げるファームが特徴で、その投げ方は悲壮感すら感じさせるもので、当時マラソンや10,000ⅿ走などで活躍した陸上選手のエミール・ザトペックも苦しそうに走るスタイルだったことから、「ザトペック投法」とも呼ばれました。同様に上半身を折りたたむような豪快なフォームで剛速球を投げ込んでいた阪急ブレーブスの山口高志も惚れ惚れします。

全盛期の藤川球児の火の玉ストレートもそうだし、大リーグで言えば、レッドソックスのグレイグ・キンブレルなど。そういう風に体をめいいっぱい使って投げる熱投型の投球スタイルが好きなのですが、それは野球のピッチャーの好みというだけだなく、自分の営業スタイルにも相通ずるものがありました。なので若い頃は常にどういう展示会などでも最初から全身全霊をかけた全力投球。しかし狙いが定まっていないのですぐにバテテしまい、責任投球回すら持たないことが多く、後半尻すぼみになってばかりで、打率(制約率)も下がる一方で成果がでず。

それで展示会などに出て一日が終わると心身ともヘトヘトになってしまい、2日がかりのイベントなどの場合、2日目はテンションがダダ下がりという事が多かったのです。要するにどこに力を入れればいいのか、物事を俯瞰で見ることが出来ていなかったのです。その時に参考になったのが江川卓の投球スタイル。村山や藤川などの熱闘型とは対極のように見える軟投型。地型や下半身が強いので、一見軽く投げているように見えても球に威力があるのですが、見た目には「もっと力入れてしっかり投げろや~!」と思わせる投球フォームでした。

それでいてバッターがキリキリ舞いさせられるのですから悔しいことこのうえなかったのですが、そんな凄い球をもっていてクリーナップを封じ込めるのに、下位打線に簡単にヒット打たれたりの、いわゆるポカが多いのも愛嬌でした。それが「全力投球しない」とか「手抜き」とここぞとばかりに叩かれていました。当時は私もそう感じていましたが、後年あれがピッチャー江川卓のスタイルなんだと思うようになりました。9回全てを全力で投げる事は出来ないので、自分の最大のストロングポイントに力を注ぐため、力をセーブできるところは力を抜く

それが他人からはどう批判されようとも、ここぞという大切な場面を抑えられる1球のために試合全体のバランスを考えて、体力を温存し自分のペースを崩さない。一時期はもう展示会に出るのも嫌になっていましたが、ほどよい手の抜き方が出来るようになってからは、少しはイベントに出店しても余裕が持てるようになりました。ちょうど自分の中の背骨が固まってきた時期でもあり、営業スタイルもストロングポイントも定まってきて、それから「接客の楽しみ方」が多少は分かってくるようになりましたという話を超まわりくどく話させていただきました。これにてこの長い話、終了~。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up