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『えひめすごいもの博』の続きですが、開場時間が近づくと老若男女が続々と集まって来ます。愛媛のイベントでもすっかり浸透してきた『木の玉プール』、何の説明が無くとも子供たちは靴を脱いでサークルの中に吸い込まれていきます。そして、それを見守る大人たちの輪が幾重にも広がっていって、『木の玉サークル』は完成します。毎度のことですが、あっという間にブースに人が溢れ返ります。本能だけで人は「木」に集まってくるのだということを実感させられます。
「木の玉プール」だけでなく、ブース内では愛媛県産のヒノキなどを使った無料のDIYコーナーなどもあるのですが、そちらもあっという間に満席。一端席が埋まってしまうと、そのまま満席状態が最後まで続いて、木工の人気の高さを見せつけてくれます。このイベントとは関係ありませんが、弊社にも近所の小さな子供たちが毎日にように木工をさせて欲しいとやって来て金槌の音を響かせています。木と道具さえあれば、いつでもどこでもそこは「木工広場」!
木のおもちゃだけでなく、一応【森のかけら】などのオリジナル商品も展示・販売してはいるのですが、さすがにいきなり数万円の高額商品を手に取るというのは難しく、ほとんどスルー、あるいは頭から全否定(高いという理由だけで)されてしまいます。まあ、PRということで割り切って持って来ているので、売れると期待しているわけではないものの、無関心というのも辛いもの。嘘でも関心を持ってもらうというのは嬉しいものです。会話もできますし・・・。
そんな中にあっても、1つのイベントで数人ぐらいは運命的な出会いを果たす事があるもので、そんな出会いがその後もずっと続くことも珍しくなかったりするのです。今回は、高知県の大学で勉強されているロシア人女性の方。日本の中世の歴史を学ばれているということで、戦国時代の家紋をスタンプした『森のしるし』を次々と言い当て、高知在住ということで長曽我部元親の家紋マグネットをお買い上げいただいたのですが、家紋って外国の方に結構人気あります。
たまたまでしょうが、その後も不思議と高知県にご縁のある方が数人いらして、長曽我部元親の家紋が売り切れてしまいました。こういう偏りって結構あって、ある家紋ばかりに人気が集中することがよくあるのですが、補充できないところが出張イベントの辛さ。ところで、近くの『松山市児童館・児童センター』さんのブースでは、1万枚のヒノキの板を使って子供たちが自由に積み木に興じていましたが、年々木の小物で体験できるスペースがあちこちで増えてきていて、木の啓蒙活動実践拡大中!
11月21、22日の両日、松山市城山公園で開催された『えひめすごいもの博』に今年も出展させていただきました。いつものように『(公財)愛媛の森林基金』さんのブースにて愛媛県産材のPRや木育のお手伝い、木工商品の販売などをさせていただきました。毎年同じブースで出展させていただいていると、えらいものでほとんどPRしていなくとも、木の玉プールの匂いをかぎつけて常連ささんが訪ねてきていただけます。継続も力であるということを強く意識づけられます。
今年はちょうど「ゆるキャラグランプリ」が開催されていることもあって、愛媛県のイメージアップキャラクターである『みきゃん』の姿があちらこちらに。当然我等のブース前でも、みきゃんの描かれた幟(のぼり)がはためいています。2017年に開催される愛媛国体のマスコットキャラでもあるので、今後もまだまだ露出が続くようです。ゆるキャラについては、いろいろ意見もあるようですが、認知度の向上は間違いなし。
功罪あれどそのブームもさすがに下火になって、そろそろ本来の立ち位置に戻るのではないかと思います。それはさておき、準備の段階から出展業者の手伝いに来ていた子供たちがめざとくやって来て、自分たちがどのおもちゃが好きなのか、どうやって遊ぶのかなどを強くアピールしながら遊び始めます。その姿を見ていると、かつては私たち夫婦も3人の子供を連れてこういうイベントに参加していた頃の事を思い出します。今ではそれぞれ高校生、中学生になりました。
部活動の関係もあって、一緒に連れていくこともなくなりましたが、つくづく時間の経つのは早いものだと感じます。当時は3人の幼子がちょろちょろ動き回って大変でしたが、今思い起こせばそれも懐かしく楽しい記憶でしかありません。大きくなっていく子供たちの姿を見ていると、昔からずっと同じような事をしているなあと、成長の無さに呆れたり、よく続けてきたものだと飽き性の自分に感心したり。それもそのはず、早いもので材木屋27年目・・・。
泊まるホテルも取れないほどに大混雑していた秋の京都。世界に誇る観光都市をなめていました。外国からも多数の観光客で賑わう京都でしたが、今回の展示会は会場が少し離れていたのと、時間的にかなりタイトで観光地を巡るような余裕が全くなかったこともあり、今が盛りの紅葉を見る暇もありませんでした。どうにか取れたホテルが展示会場から離れていて、移動に時間がかかるのと、夜の部活動で張りきって深酒したこともあって、自由が利くのは朝のわずかな時間のみ。
本当は、時間があれば恵文社・一乗寺店さんの近くにある宮本武蔵ゆかりの八大神社にも行きたかったのですが、その時間も取れず断念。実は、『おとなの部活動』で、開催場所が恵文社さんに決まった時、その名前は知らなったものの、場所が一乗寺という事で内心楽しみにしていたのです。女子部の皆さまの心には一切響かなかった(ご存じもなかった)ようですが、一乗寺といえば宮本武蔵が京都名門の兵法家、吉岡一門数十人を相手に果し合いを行った場所じゃないですか!
武蔵は吉岡一門との決闘の朝に八大神社を訪れ神頼みをしたという説と、神仏にすがろうとした己の弱さを恥じてそのまま決闘に向かったという説がありますが、あの無敵の剣豪武蔵でさえ神頼みをしたのか、いや己の剣のみを信じる武蔵だからこそ人事を尽くして天命を待ったのか、いずれの説も人間・武蔵のキャラクターを彩っています。その武蔵が果し合いに向かった時に存在していた下り松の古木の一部が今も保存してあるとの事で、どうにかひと目見たかった・・・。
ならべせめてもと、宿泊したホテルから徒歩で数分の距離であった『伏見稲荷』にでも寄って、展示会の成功を祈念してから会場入りしようと、向かったのですが、朝から既に人と車で道路も境内も大混雑!外国人観光客から修学旅行らしき学生まで、各国の言葉も入り乱れて相変わらずワールドワイドな空間。結局、手を合わせてすぐにいそいそと展示会場に向かったため、京都の紅葉は電車から遠くに眺めるばかりでしたが、美しい景色以上に多くの収穫のあった秋の京都でございました、完。
青木さんのディープな『変態論』を肴に酒は酌み交わされたのですが、ここでも運命的とでも思えるような出会いが次々にあって、あまりの巡りあわせに怖くなるぐらい。その場にいらしていたのが、九州の都城木材の五十嵐社長のご息女様。ご結婚されて今は京都にお住まいになられていて、青木さんとはご友人でこの懇親会に来られていたのですが、『おとな』のスギウラ工房の女性スタッフの方とも古いご友人で、それを通じて杉浦綾さんともお友達になられたとか。
そして都城木材といえば、40数基もの乾燥機と10名の木材乾燥士有資格者を有する、国内でも有数のスギ・ヒノキの乾燥材のプロフェッショナル製材工場。木童さんの協力工場でもあり、以前に木童の木原巌さんに連れられて、何度か工場にお邪魔させていただきました。広大な敷地に並べられた乾燥機とヒノキ・スギの製品の山には圧倒されましたが、その都城木材の息女と、木とは別の職種とのご縁からまさかこういう形でお会いすることになろうとは、まさに僥倖。
そして、その場にいらしていた京都の㈱サトウ金物店のりょうじさん。こちらは田中戸さんのご友人ということでしたが、なんとそのりょうじさんの家を建てたのが、若い頃に京都で大工をしていた下田智久君(八幡浜官材協同組合)。「愛媛というと下田君という材木関係の・・・」というところで話が繋がりました。下田君とは愛媛木材青年協議会で親交があり、以前に大工をしていたのも知っていたのですが、まさかこういう形でご縁が繋がるとは!あれもこれも向いているベクトルが同じだから。
私以外にもご縁が繋がる、繋がる!今回の展示会で新たに加わっていただいたRouさんは、愛媛出身でラジオやテレビなどでもパーソナリティとして大活躍中の漫画家・和田ラヂヲさんの奥様なのですが、青木さんが和田ラヂヲさんのファンだったらしく、「え~っ!この方があのラヂヲさんの・・・!」と驚きの出会い。ご本人の顔を知らなかった青木さんがイメージで描かれたラヂヲさんのお顔と、奥様の手によるそっくりなイラストの前で撮影会。京都の夜は更けていきます。
天井近くまで山積みされた材料を一旦外に運び出して倉庫を空けて仮りの舞台を作りました。簡易の舞台ながら、巨大なトチの耳付きの1枚板などをベンチとして配し、舞台装置ながらに周辺が無垢材で囲まれた『気分だけ円形劇場』が完成。私の長男も同じ「ソウスケ(壯介)」なのですが、写真のようにまだ幼かった頃の壯介が寝転がれるほどの巨大なトチ。ここで創介さんによる芝居『どうぞのいす』が上演され、その日材木屋の倉庫は沢山のこどもたちの笑い声に包まれました。
それから創介さんとの交流が始まり、子供が小さかった頃は家内が年末になると劇団円さんの舞台にご招待していただき東京へ出かけていました。子供たちも成長して、部活が始まるとさすがに動きが取りづらくなりましたが、このご縁がもとで昔から大好きだった劇作家の別役実さんのサインもいただけました!小森創介さんは、現在は劇団円を離れて独自の活動をされていますが、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科での非常勤講師を務めるなど大忙しの日々。
そんなお忙しい日々の中にも関わらず、展示会にお越しいただきました。しかも最終日には奥様やお子さんも一緒にご来場いただき、本当にありがたい限り。日頃のご活躍はフェイスブックなどで拝見していたものの、直接お会いしてお話しすると懐かしい時間が一気に縮まり、昔の話に花が咲きます。当時まだ創介さんにも子供はいらっしゃいませんでしたが、お二人のお子さんにも出来て、思えば随分時間が経ちました。思えばあれが、材木屋とお芝居の繋がりの始まりでした。
小森創介さんだけでなく、続々と関西在住の方々がご来店。こちらではいつもお世話になっている滋賀県在住のおもちゃ作家の松島洋一さん(Mtoysアトリエ)と、こちらも滋賀で安政5年創業の老舗のハンコ屋・㈱ハン六の平井嗣晃常務が顔合わせ。松島さんにはいつも家内が木のおもちゃでお世話になっており、平井常務には『森のしるし』などの判の制作をお願いしています。お二人は初対面でしたが、モノづくりに熱いお二人ですので、ご紹介するやいなやお話も弾まれていました!
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