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2013年から始まった愛媛の異業種連携事業『おとなの部活動』もいよいよ最終年度を迎えて、事業総括の時期に来ました。今年は、県外へのアウトプットに重きを置いて、岐阜・京都・新潟などでのイベントを企画していますが、同時に4社によるコラボ商品の開発も進めております。こういうものって、会議室のピリピリした緊張感の中ででうんうん唸りながら、苦痛とともに捻り出してくるものではなくて、笑いの中からひらめきと勢いで生まれてくるものだと思っています。
まあそれが売れるのかどうかは別として、皆の気持ちが一つになるかどうかという事が肝心で、そうでなければ異業種で取り組む意味がありません。前置きが長いと、言い訳のように聞こえてしまう、あるいは期待倒れになってしまうのが怖いのですが、4社の笑い声の中からアイデアが飛び出し瞬時のうちに形となってまとまったのが、スギウラ工房の砥部焼玉と、Sa-Rahの布玉、弊社の丸い木、Yaetcoの柑橘を使ったエッセンシャルオイルから出来たモビール。名前はまだない。
それぞれの企業から持ち寄るネタは決まったものの、組み合わせ方やディティールについてはこれから決めていかねばなりませんが、ほぼ全体像は見えてきました。まったく分野の違う4社でのコラボという事で、そのバランスを取ることが肝心な部分ですが、いいおとなが3年もお付き合いしていれば互いの持ちネタや、引き出しの中身も大体想像がつくので、話がまとまりやすいのと、メンバーが皆異常なほどの負けず嫌いだということもあって、出たお題に対して決してNOとは言いません。
商品化にあたっては、まだ最後のひとひねりが必要となりますが、ただの丸い土の塊や発泡スチロールに布を貼ったのに過ぎないモノに異様に惹かれてしまうのはなぜなんでしょうか・・・。形は同じものでも、色味が違うという要素が、実は【森のかけら】の商品コンセプトと合致するので、本能的に惹かれてしまうのだと思いますが、このコラボ企画が元で、弊社単独でも新商品のアイデアが湧いてきて、それはそれで近いうちに商品化するつもりです。嗚呼、それにしても笑いの絶えぬおとなの部活動♬
もしかして私の思うカワリモノ(変人)どころか、もの凄くまっとうな常識人なのではないだろうかという不安が脳裏をよぎったものの、それは会議の後の懇親会ですぐに打ち消されることになったのです。なにしろ「後で酒を飲めないような会なら初めからやる意味がないっ!」と嘯(うそぶ)かれる酒豪伝説・甲斐朋香先生が目をつけられた御人ですから、そんな世間一般のようなまっとうな人であろうはずがない。そのカワリモノぶりが顔を覗かせるにビールジョッキは2杯も必要なかったのです。
その場所となったのが、『白熱教室』の会場となる愛媛県松山市男女共同参画推進センター・コムズから歩いて5分ほどの距離にある『艶吉・別邸』。こちらのお店ではテーブルに『ゼブラウッド』をお使いいただいておりますが、客としてお邪魔させていただいたのは初めて。初めから予定していたわけではないのですが、たまたま入ることになったものの、席についてゼブラウッドの個性的な木柄に目を移せば、この木もかなりのカワリモノ。美しい縞柄の裏には大きなリスクも伴っています。
重い、硬い、捻じれる、暴れる、反る、曲がる、人間の管理をあざ笑うような暴れん坊の木でもありますが、それらのリスクを踏まえてもなお心惹かれるカワリモノ。そんなカワリモノに惹かれる人こそカワリモノなのかもしれませんが、カワリモノゆえにカワリモノに魅せられるのかもしれません。考えてみれば、初めてゼブラウッドの板を仕入れてから20数年前が経ち、そんな暴れん坊ゼブラにも果敢に挑むようなカワリモノな人たちが私の周辺にも随分と増えました。類は友を呼ぶ。
ところで、西嶋理さんですが、先の会議では神職らしい毅然とした態度でお話しされていて、もしやまともな常識人なのではあるまいかと少々不安になったものの、お酒の席になると一転して、数々の武勇伝をはじめ、カワリモノっぷりをご披露いただきました。中でも西アフリカ原産の木の実に紐をつなげて高速で打ち鳴らして音を出す民族楽器・アサラトの演奏には驚愕!見事な腕前もさることながら、材木屋としてはその実の正体が気になるところ。調べたところオンコバスピノサという木でした。
初めて聞く名前でしたので調べてみると、樹高が6~8mの低木で、その実が乾いて落ちたものの中身をくり抜いて、小石や豆、貝殻、木の実などを入れて作るそうです。用材になるような木ではないようなので、有用樹種図鑑でもその名を探すことができませんでした。アフリカ発祥のシンプルで伝統的な楽器。これもたまたまながらアフリカ産のゼブラウッドのテーブルを囲んで、西アフリカ発祥の楽器の音色を聴く。そんなカワリモノの連鎖を肴にして今宵も酒豪伝説が生まれていく・・・。
『おとなの部活動』との交流戦(飛龍十番勝負)で刃を交えた地元の大学生たちのグループ(SENSE)と交流からスピンオフして生まれたある企画、『白熱教室の講師依頼』。そもそも『SENSE』とは、アート・デザインを軸とした自由な学びの場を作ることを目的とした愛媛大学と松山大学の連携事業なのですが、地域と密着して精力的にさまざまな活動をしているのですが、その一環として『おとなの部活動』との交流戦が実現しました。それで今度は、個人指名で私にお声が掛かった次第。
そのSENSEが主体となって行う参加・体験型のワークショップ、『COMS白熱教室2015』のゲストスピーカーとしてお招きいただくことになり、本日はその作戦会議。松山市三番町にある愛媛県松山市男女共同参画推進センター・コムズにて開催される企画なのですが、主に学生をターゲットにした、変わり者のおとなたちのひねくれた生き様を聴いてやろうという趣旨で、そのタイトルもズバリ『カワリモノ~多様性の時代に~』。ほ~、私が変わり者であると見抜いたという事か・・・。
11月末から計3回開催され、私は2回目の12月11日(金)を担当させていただくことになりました。1回目は、NPO法人農音さん(面識はないのですが、変わり者として招かれるわけですからきっと変わり者であることに間違いはないでしょう)、3回目は松山城の堀端にある出雲大社松山分祠の西嶋理さん。そう、このブログでも何度かご紹介させていただいた、木工する神主・ヤマドリ工房の西嶋孝仁さんの実兄。私と西嶋さん、ふたりまとめて説明会があるというので初対面。
ところで余談ながら、この場に甲斐先生が皆のためにとお持ちくださったのが上の写真の「ゴールドフィンガー」という品種の変わった葡萄でしたが、もうひとつ甲斐先生のカバンの中には食料が忍ばせてありました。それが、たまたま購入したという『ひなの屋のパン豆』!そうです、先日のブログでもご紹介した『大人の部活動・飛龍十番勝負第四弾』の舞台となった炎のパン豆屋こと『ひなの屋』さんのそれなのです!いや~、もうこうなると単なる偶然とかでは済まされそうにない恐怖連鎖!
さて話を戻して、西嶋さんも講師をされるという話は聞いていたのですが、すっかり弟である孝仁さんだとばかり思いこんでいたもので、会議室に理さんが入ってこられて「?」となって、そこで初めて気が付きました。孝仁さんから、お兄さんがいらっしゃることは以前から伺っていたのですが、神職という世間的には特別なお仕事に従事されているだけに、きっとさぞカワリモノ・・・いや、個性的なお方なんだろうと思っていましたが、会議の席ではもの凄くまじめなお話をされて、もしや?という猜疑心が・・・
| 以前に『モート・レイニーハウス』の主とジューサンケンチクセッケイの石村隆司君が二人でご来店いただき、ダイニングテーブルの木選びをしていただいた話をアップさせていただきましたが、その時選ばれたのが『赤紫の貴婦人・パープルハート』でした。そのテーブルがようやく完成しましたので、改めてここでご紹介させていただきます。加工直後は茶褐色ですが、しばらくするとサーッと鮮やかな紫色に変わっていきます。今回は写真のように5枚の板で幅剥ぎさせていただきました。 |
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異様な盛り上がりとなった『飛龍十番勝負の第四弾・炎のひなの屋』の巻も本日最終回。壬生川店の前の居酒屋で、到底初対面とは思えないほどに意気投合した面々。夜11時を回った頃にお開きとなったものの、それで解散するには名残惜しい面々が、再びひなの屋さんの壬生川店に結集。そこで急遽2次会が開催される事になりました。確か翌日は、地元の秋祭りの幟立が早朝からあったはず・・・。お酒を飲まない猛獣使いフジタ氏の車に便乗させていただく安堵感が私の足をとどめてしまう・・・
この時点で既に我々は、この会の目的をすっかり見失っており、なぜだかメガネが似合うとか似合わないとの話になって、その延長で誰に似てるかという流れに乗って、玉井さんが自らマジックで口髭を描き出す。するとどうでしょう~この顔は誰かというと・・・そう、若くしてフランスに渡って、独自のタッチで西洋画壇に日本画の技法を取り入れた画家・藤田嗣治(ふじたつぐはる)ではありませんか!近々、オダギリジョーが藤田に扮して『FOUJITA』のタイトルで映画が封切予定。
「あのとき少年時代は終わった・・・いま、痛みの源流へ遡りたい・・・」のキャッチコピーと共に、自分が生まれる10年前の日本(昭和31年)の日常を赤裸々に描いた『泥の河』や、『死の棘』、『埋もれ木』などを手掛けた『静謐の映像作家』小栗康平監督作品。オダギリジョーが藤田嗣治そっくりのメイクで話題になっていますが、玉井嗣治もなかなかのものです。そしたらそのうちに矛先がこちらの方に向かいまして、黒縁のメガネがいいとか、髭があった方がいいとか・・・
フジタ画伯が筆を取り、チッキー画伯が修正、更にチッキーからどんぐり帽子をお借りして完成。「平成の手塚治虫~!」などと馬鹿にされ、いや褒めそやされ、記念写真。既にこの頃には明日の祭りの幟立ての事は忘却の彼方に・・・。ともあれ、こうして『おとなの部活動・飛龍十番勝負の第四弾』は、深い傷跡と余韻を残しながら幕を引いたのでした。是非とも、次回は『ひなの屋軍団』を松山にお招きして、おとなフルメンバーでお迎えせねばなりません。ひなの屋さんの項、これにて完結~。
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