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翌日の日本木材青壮年団体連合会の愛媛での全国大会に合わせて、大阪から橘商店の若旦那・橘明夫君がご来店。以前に頼んでおいた材料1式をトラックに積んでやって来てくれました。このブログでも何度か紹介しましたが、明夫君は明治43年創業の老舗の名栗専門店の若き4代目。明夫君との出会いは、私が木青連を卒業してからだったのですが、この数年で世代差や地域性を越えて一気に親密な付き合いをさせていただくようになりました。積んできた材も依頼して市場で落札してもらったもの。
今やSNSの発達で、全国どこにいても業界の繋がりは作れる時代ではありますが、やはり最後の最後は対面して膝詰めしてどれだけ言葉を交わせるかだと信じています。私が現役会員だった頃といっても、わずか4、5年前の事ですが、それでも今ほど会員間でフェイスブックなどでの交流が浸透していませんでしたので、遠方の方と親密になるためには直接出向いてお話するしかありませんでしたが、今やネットで先に繋がっておいて会議や大会などでリアルに会って話すという感覚でしょうか。
便利な反面、気をつけないと知らず知らず相手の懐に土足で踏み込んでしまう事にもなりかねないので、細心の配慮が必要。気の置けない友人と会話している感覚でつい、実際に会った事も無い人に無礼な事を書いたり、失礼な事を言ってしまっている事もあるかもしれないので、直接顔を見ながら話をして人間関係が出来てからディープな木の話もしたいのですが、木青連も卒業してしまうと県外の遠方の方と実際にお会いしてお話する機会も少なくなってしまいました。
すっかり出不精になってしまい反省しているところですが、そんな私を抜群の嗅覚で若い材木屋さんとつなげてくれるのがこの明夫君。まあ、いろいろな市場や製材所にマメに通い、全国のコアな材木屋との人脈も相当なモノ。しかも業界でも決して多くはない広葉樹派閥の人間という事で私にとっても非常に重宝な存在!端材の活用についても熱心でこちらは、明夫君のところの銘木の端材を使って制作した『銘木ボールペン』。以前私も台湾樟のそれをいただきました。さあ、明日はいよいよ全国大会!
弊社の隠れたマスコット、『ブタマジロ』。これは何ですか?という質問に今更答える気もありませんが、正体を誤解されてしまうので名前の由来ぐらいはご説明しておくと、ブタとアルマジロが合体したものです。何なの?どうするの?どうやって使うの?・・・これはブタマジロだけではなく、【森のかけら】をはじめとする弊社の商品の多く、いやほとんどに対して投げかけられる言葉ですが、もはや私にとってそれは讃辞にしか聞こえません。ええ、分かっていただかなくったって結構です。
いやむしろ、「どうだ、何にするのか何なのか分かんないだろ~!」と開き直った諦観の境地にあると言ってもいいぐらい。ところがそんな中で、出展したイベントなどで「あ、これ知ってる~」とか「見たことある」なんて声が聞こえてくるようになって、私の心の平安を揺らしてくる人がいます。しかしそういう方の多くは情報収集家であって、コレクターではないケースが多く、知っているという事に満足してそのままスルーされるのがほとんど。いいんです、いいんです、素人の方には・・・
あれこれとブタマジロについて喋りたいような、神秘性を高めるために無言を貫くか、ふたつのアンビバレントな気持ちで心が揺れ動く中、決して大声で叫ぶわけでもなく、派手にシュプレヒコールをするわけでもないが、小動物に狙いを定めた肉食獣のようにしっかりとブタマジロに狙いを定めた小さなハンターが登場!この恐るべき4歳児の瞳の奥にはブタマジロの姿が映し出されているのです。その出会いは、えひめこどもの城。数多ある遊具に惑わさる事も無く、彼女の心を掴んだのは一匹のブタマジロ!
運命的なブタマジロとの出会いを果たした彼女は、それを飼う事を決意!「買う」のではありません、「飼いたい」のです。「飼うために買う」のですが、小さなハンターはそれを親に頼もうとはしません。お金を貯めて買う!少しずつお小遣いを貯めて自分の誕生日にブタマジロを買おうとしているのです(涙)。自分が欲するものは己の力で勝ち取る!力こそが正義というコナン・ザ・グレートのような世界観が4歳児の心を支配していたのです。それは彼女の両親の教育方針でもあります。ならばこちらも大人として受けて立たねばなりません。決して値下げなどせず、正規の値段で売ることこそが彼女の真摯な気持ちに唯一の答え。しかし現在彼女のお小遣いはどれぐらい貯まっているのか、そして何よりもブタマジロの値段を知っているのかという大いなる疑問があるにはありますが、今は考えますまい。
周囲の心の汚れた下世話な大人達が無垢な4歳児に囁く。「お嬢ちゃん、止めときな。モッタイナイよ」、「電池で動いたりしないよ」、「もっとオモシロイものが沢山あるよ」、そして究極の悪魔のささやき「そんなものの何がいいの?」。こいつらまとめて叩き斬ってやろうか!ピュアな心を乱す奴らはみんな地獄に落ちればいい!ひとがモノに惚れる時に理由はいらない。今世界でいちばんブタマジロを愛してくれているのは間違いなく彼女。世界中のみんなに愛されなくていい、あなたに愛されさえすれば・・・。
今から10年ほど前、愛媛木材青年協議会(愛媛木青協)において私たちの世代が中心的な会の運営に携わらせていただく時代がしばらく続きました。それは私の年齢の上下1、2歳幅の間に松末繁治、實田貴史、岡慎治、井上剛、日野猛仁、井部健太郎、井部勇治、渡部康彦と同世代がたまたま集中していて、しかもそれが皆酒好きで気の合う連中ばかりであったという事もあり、ほぼ共有する価値観のもと、これらのメンバーがバトンを受け継ぐように、会長となり、出向者となり、およそ10年近くにわたり深く愛媛木青協の舵取り役の任を負ってきました。
そんな男たちはまじめに会の運営をする一方で、他地域の同じ価値観、同じ感度を持つ人間との交流にも熱心で、中でも我々が注目したのが安東真吾そのひと!安東さんは私たちより少し遅れて美作木青に入会されてきたのですが、その時から我々のリーダー・松末繁治が独特の嗅覚で目をつけて接触。頭脳明晰で広い視野と見識を持つ一方で、子どものように負けず嫌いでわがままな寂しがりだと見抜かれた安東さんは、本人の望む望まずに関わらず、どこまでも執拗に獲物をつけ狙うオオカミのように我々につきまとわれることになったのです。
安東さんは日本の木材業界を代表する銘建工業の人間ですが、我々が興味があるのは『銘建の安東』ではなく、あくまでも負けず嫌いで寂しがりで涙もろくなってきた安東真吾という個人。そうでなければこういう交流は絶対に長続きしません。地元の美作でも盛大に卒業祝いが開催されたそうですが、かなり若返った美作木青では安東さんと同世代の会員は少ないようで、懐かしい木青協の昔話に花を咲かせましょうと、愛媛でも卒業会を開かせていただいた次第。結局何かにかこつけて楽しく飲みたいというだけなのですが・・・
わざわざ旧知の仲の香川からも樋口哲也大先輩も駆けつけていただき、飽きるほど見慣れた連中に囲まれながら、いつものように昔のとんでもなく楽しく懐かしい話に花が咲いたのでした。同じ木材業とはいえ、それぞれ互いに取り扱い品種が違っていたり業態が違っているので、実際の商売上の付き合いがあるというのは少ないのですが、むしろだからこそこうして今も付き合いが出来るのかもしれません。いつの日か我々も第一線を退く日が来るでしょうが、仕事上の付き合いを越えてこうしていつまでも集まれる仲間でいたいものです。
地元の指針となる先輩たちが次々と卒業していく中、他会団ながら安東真吾という人がいたからこそ愛媛木青において、自分を奮起させ目標を持ち続ける事が出来ました。しかし思い出を振り返ってばかりもいられません。あの頃の木青協の昔話の賞味期限が長いのも、夢中になって全力を傾注していたからこそ。更に10年後に、今の時代を上質の酒の肴にして友と飲めるためにも、日々を精一杯生きねばと思うのです。安東さん、それでは人生劇場『第一幕・出会いと木青協』終了。第二幕でもお付き合いよろしくお願いいたします~!
年上の先輩に対して『盟友』などという言葉を使うのははなはだ恐縮ながら、盟友という言葉以外思い当たらない方がいる。そのひとりが、私より1歳年上の安東真吾さん。その安東さんがこのたび所属されていた美作(みまさか)木材青壮年経営者協議会をご卒業されたという事で、愛媛の同世代の木材業者が集まってささやかながらご卒業の慰労会を開催させていただきました。年上で卒業が前後する事に違和感を感じられるかもしれませんが、会の定年というのは各地区でそれぞれ異なっていて愛媛は45歳、美作は50歳となっています。
そのため、年下が年上の方の卒業を見送るという形になって、私は45歳で愛媛会団を卒業しました。各県(地区)の会団は、日本木材青壮年団体連合会という全国組織に所属していて、各会団の地域での活動とは別に、会団長や各委員会の担当者が出向して全国の連合会を組織運営しています。私も40歳前後から数年間出向などを経験させていただきました。そこでの会議や懇親会などを通じて全国のさまざまな木材人と交流が広がっていくわけですが、中でも中国・四国地区など身近な近隣県の方々とは結びつきがより深くなっていきます。
長く所属していると顔見知りの連中も増えてきますし、会運営というひとつの目的を持っていわけですから自然と親密にもなりますし、お酒でも入って語り合えば昵懇の仲にもなります。その中でも、私が現役の頃から個人的なお付き合いを越えて、会団同士が深いお付き合いをさせていただいてきたのが美作会団。このブログでも過去に何度もご紹介させていただきましたが、岡山県の北東部に位置する美作、真庭、勝山地区は西日本有数の林業の先進地域で、スギ・ヒノキを中心に確たる『美作ブランド』を築き上げてこられました。
そこには全国にその名を轟かせる木材業界のビッグネームが軒を連ねています。そんな企業を作ってこられた美作の大先輩たちは、私にとって天上人のような存在でありました。一家言を持った論客がズラリと居並ぶ姿は、同じ中四国地区に所属する私にとってすら誇らしく思えたほどです。当時は随分歳の差もありましたし、気軽にお話をさせていただくという立場でもありませんでした。それから歳月も流れ、世代交代も進み、自分たちが少しずつ地区でも責任ある立場になってきた頃出会ったのが、後に盟友となる安東真吾そのひと。明日に続く・・・
少し前の話ですが、『おとなの部活動』でいつもお世話になっているスギウラ工房さんの工房に所用でお邪魔させていただきました。一年以上も一緒に活動しているにも関わらず工房にお邪魔するのは初めて。松山、砥部、大洲、宇和、明浜とメンバーが広域にわたっている『おとな』では、各地域で会を開催しておりますが、集合しやすい場所、駐車場、参加人数の関係などもあって必ずしも各企業のオフィスで行っているわけではありません。砥部で会議は工房とは別の場所で行っていたので、以前から工房を覗いてみたかったのです。
所用の目的はいずれ改めてご紹介します。工房には杉浦夫妻が揃っていたのですが、そこには『おとなの部活動』ではついぞ見たことの無いほど真剣な表情で陶器の制作に取り組まれるWスギウラの姿が~!!かなり個性的なキャラクターが集う『おとな』では、それぞれの作る作品よりも、それを作る人間の方が圧倒的に際立ってしまい、本来重要視されなければならない作品がなかなか表に浮き上って来ない事もあって(まあ、それぐらいにキャラが立ってオモシロイという事)互いの作品を冷静に見る機会が多くありませんでした。
まあ我々のような零細企業にとっては、作り手のキャラクターこそがもっとも売るべきネタでありますので、それはそれでいいと思っているのではありますが、シンプルに砥部焼作りに興味もありましたので、忙しそうな中恐縮ながらも少しだけお話を伺いました。スギウラ工房では、「あやや」こと綾さんと「ふみふみ」こと史典氏それぞれ別のコンセプトで作品を作られているのですが、その日は急ぎの仕事が入っていたようでふみふみも健気にあややの作品作りのお手伝いをされていました。なるほどこいうやって作っていのか・・・
土と木という違いこそあれ、決して同じものが出来ない自然素材という共通の根っこを持つモノを原料とする者同士、相通ずるものはあります。ただ私の場合は、ものづくりといっても集材管理とアイデアを出して職人さんなどに作ってもらいストーリーを盛っていくというプロデューサー的な仕事なので、実質的なものづくりとは少し違うので、今まさに自らの手で無から形が生み出されていく瞬間を支配できるというのは相当に羨ましい作業なのです。ものづくりの神が降臨して憑依した時の恍惚の表情は何とも素晴らしいものです。
杉浦さんの工房には様々な作品がところ狭しと並べてあったのですが、その中でも私の好奇心を鷲掴みにしたのが、こちらの『雲を吹く謎の男』。正式な作品名は失念してしまいましたが、厚い唇を尖らせて無表情で一心不乱に息を吹きだしている姿は、雲を吹いているとしか思えません。こちらはふみふみの作品。それまでふみふみの作品は不思議な人形しか知らなかったため、てっきりあの路線1本を貫くストイックな作家なのかと思っていたら、こんな私好みの素敵な作品も手掛けられていらっしゃるではありませんか!雲をも動かす肺活量、この筋肉質の逞しいボディー、そして裸にトランクス一丁という姿に私は確信しました。戦いの前に控室で精神統一して心の中の敵を雲に見立てて吹き飛ばしている男の姿だと!そう、これは間違いなく『雲を吹く孤高のプロレスラー』なのだ!欲しぃ~!!!
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