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モクコレに出展することになるずっと前から、東京に出張した際の晩飯は必ずそこに行くと固く心に決めていた『怪獣酒場』。店の場所が川崎市の川崎駅前にあるため都内に泊まった場合には結構な移動距離ではありますがそんな事は問題ではありません。スターウォーズにはあれほど覚めている男が、なにを子どものようにウルトラマンにはしゃいでいるのかと思われるかもしれませんが、ものごころついた頃からテレビをつければ当たり前のようにウルトラマンがそこにいた世代としては、もはやこれは脊髄反応なのです! |
まあしかしさすがに今回は単独行動というわけにもいかなかったから仕方あるまいと自分に言い聞かせ皆で打ち上げがてら楽しく酒を酌み交わしました。その後店を出て新橋の駅に向かっていると、不意に「怪獣酒場」の看板が!しまった~、2017年の春からここに『怪獣酒場・新橋蒸留所』が出来ていたのを忘れていた~!時すでに遅し、店は閉店しており灯りは消えていました。折角の大チャンスを・・・涙。しかしこれでまた来年、モクコレに出展する理由が出来ました(笑)。来年こそは本物のレッドキングに会うぞ!! |
それが、【森のかけら】を集める下地になったのだと思います。その地に行けば、そこに泊まり、当然のように夜はお酒を飲むことになるわけですが、だいたい訪ねる先が材木店や製材所なので、繁華街からは縁遠いところに会社があるケースがほとんどで、ホテルの傍の赤ちょうちんでひっそりという事もしばしば。私としてはそんな店の方が落ち着くし、そもそもグルメでもなければ食べ物目的で来ているわけでもないので、美味しい地酒が少し飲めれば充分。こっちが気を遣わないといけないようなお姉ちゃんの店は苦手・・・。 |
それよりも東京に来る機会があったら行ってみたいと思っていたのは、『怪獣酒場』!説明が難しいので、円谷プロの公式サイトの解説を引用すると、『ヒーローたちに時に健闘し、時にこてんぱんにされるウルトラ怪獣たちが、夜な夜な憂さを晴らし、気力を養って、明日への新たな悪巧みをするところ。今まで世を忍んで営業してきましたが、一部の時間帯を、地球人にむけて開店することになりました。怪獣たちが主役のエンターテイメント居酒屋。怪獣たちが贈る「永遠の少年たち」のオアシスです。』という居酒屋。これは昭和40年代生まれとしては絶対行きたい! |
もうお店は完成しているはずなのに、何かしらと思ったら、倉庫で見たもう1つのクロガキがどうしても頭から消えず、店の土間スペースの顔としてそれを置きたいとの事。もう、こうなったら毒を食らわば皿までもの心境です。こんな変態さんにNOと言うほど私も野暮な人間ではありません。ここで使ってもらわずにどこでこのクロガキが映えようか!ここまで惚れ込んでもらってこそ木の価値も上がるというもの!と、クロガキを手放すことを必死で正当化して自分に言い聞かせました。もう泣くんじゃないと! |
私のとっておきだった墨流しのクロガキが手元から無くなって数日後のこと、再び「大洲の異能なる変態さん」からご連絡がありました。お店で大人数のパーティなどをするときに料理を乗せるための木のプレートを探しているとの事。それでご来店いただきいろいろ見てもらったのですが、長さ1m前後の小幅の『エンジュ(槐)』が、辺材と心材の色のコントラストが面白いということで、数枚ご購入いただきました。辺材分部に多少ダメージがあったりピンホールもありますが、そんな事を気にする人ではありません! |
そしたらついでに欲しいものがあると、またもや危険な倉庫の奥へ!そこにあったのは例のクロガキの挽き落としのペラペラの薄板。もともと仕入れた際は厚みが5寸近くもある分厚い板だったのですが、それでは中身の美味しいところを味わいつくせないと思って、私が半分ぐらいに製材したのです。その際に、少しねじれがあったのでレベルを出すため補正して挽いた時に出来たペラペラの薄い板。厚みは薄くともその体には立派な墨流しの柄が刻まれています。しまった、これも見られていたか!後悔先に立たず・・・ |
Horie Gastronomy Inc(ほりえ ガストロノミー )
愛媛県大洲市 常磐町102
営業時間:不定
定休日 :不定
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ビーチのスポルテッド材を選びに来た時に、私は別のところで設計士さんや大工さんと図面を見ながらおさまりについて話しているのに、堀江君は独りで倉庫の奥の方にずいずいと入り込んでいって何やら熱心に見入っていたので、やばいとは思っていたのですが、案の定私の貴重なお宝に目をつけていました。以前にも紹介した『墨流しのクロガキ』です。こちらに売ろうという気がないというのが大問題ではあるのですが、どうもその時から彼の狙いはそのクロガキに定まっていたようでしたが、あえてその日はクロガキには触れることはせず。 |
そもそも設計士さんから聞いた話では、そのクロガキを使うようなところは構想はなかったのです。まあ変態なのでこういうマニアックな木に関心があるのだろうなと思って、正直ほっとしていました。というのも、販売目的というよりは濃いいお客さんが来られた時に見せるため、語るために看板というか、ネタとして、自分のフェチ度を見せびらかすために買ったクロガキなので、手放したくはなかったのです。しかも以前にこのクロガキを気に入られて泣く泣く数枚手放してしまっていたので(左写真)、残りはあとわずかになってしまっていたのでなおさら。 |
堀江君から私の携帯電話に連絡が入ったのはそれからしばらくしてのこと。ちょっと見たいものがあるのだけど・・・。前に買ってもらったモミジバフウがあと少し足りないので購入したいという話でした。その件はすぐに片づいたのですが、他にも欲しいものがあると倉庫の奥へ。ギクリ!やはり本命はあのクロガキでした。あの日以来彼の中ではクロガキへの熱い思いが沸々と煮えたぎっていて、遂に今日強奪に、いや購入に訪れられたのです。同じ匂いのする人間、どう言ったところで守り切れないのは覚悟しました・・・ |
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