森のかけら | 大五木材


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20100304 2012・映画先日のチリの大地震に続き、昨日も台湾で震度6.4の大きな地震があったようです。何やら地下で不穏な動きがあるのやも・・・。マヤの予言通り2010年に地球は破滅するという映画『2010』も観ましたが、あれほどの天変地異が起こるかどうかは疑問ですが、地面の上で中でこれほど人間が地球を突っついていたら、かなりのストレスが溜まっている気がします。2010年の滅亡説を気にしてはいませんが、政治や社会の混乱を目の当たりにして、精神の崩壊の方が心配になります。

100224_2038~0001国のトップに立つ人間がここまで信頼をなくして、まだそこに居座る続けて本当に矜持はあるのでしょうか。このままだと、損得勘定だけが社会の指針のようになって殺伐とした社会になってしまいそうです。金儲けに敏なる者だけがいい目を見るようなせちがない世の中では、お人よしの生き場所はなくなってしまうかもしれません。自分の子供たちには、生きるのが下手糞で、いつも損ばかりしているけど誰にも優しく人に好かれる、そんな人間になってほしいと思います。自分のDNAを受け継いでいますので、お金儲けもにも地位にも名誉にも縁遠い人生でしょうが、ひとさまの役に立つような人間には育って欲しいものです。そのためには、まずは親が見本を示さねばならないのですが・・・。今度テレビで、黒澤明生誕OO記念(?)か何かで、名作『悪い奴ほどよく眠る』のドラマ化が放送される旨のCMを観ましたが、タイミング良すぎますね~!

 

20100304 悪い奴ほどよく眠る黒澤映画は、『七人の侍』とか『影武者』、『用心棒』などの痛快な時代劇が代名詞のようになっていますが、実は『生きものの記録』とか『赤ひげ』、『天国と地獄』などの社会の暗部に光を当てたメッセージ性の強いヒューマンドラマこそ、この黒澤監督の醍醐味です。その中でも特に、この『悪い奴ほどよく眠る』は、正面からゼネコンと官僚の贈収賄事件に切り込んだ痛烈な1作です。決して観終わってカタストロフィを感じることも、溜飲が下がることなく、タイトルの意味が初めてそこで伝わってくるという厳しくも辛い映画ですが、直視することで怒りのようなエネルギーが湧き上がってきます。これは単なるアイロニーではなく、黒澤監督が社会に振り下ろした生身の白刃のような力のこもった傑作です!ドラマがどこまで三船敏郎の凄みに近づけられるか分かりませんが、決して時代錯誤のチープな物にならないことを願うばかりです。問題の根っこは、まさに今ここにあるのですから!

 

DSC00665最近、傑作の焼き直しが横行していますが、クリエイティブの世界も崩壊が始まったのかもしれません。それだけ新たなものを生み出すという事は難しいことなのでしょうが、そこを放棄しては存在意義そのものを捨てたも同然。何かを生み出していくパワーはいろいろな所から授かりますが、チャンスもヒントも玉石混合になってその辺りに散らばっていて、それに気づくかどうかだけです。前はよくただの石ころを夢中で磨いていましたが、最近は少しずつ光る石の見分け方が分かってきましたが、これもたくさんのお師匠さんのお陰です。それでも新商品が出来るまではドキドキ!小心者ですからよく眠る事も出来ませんが、その方が気楽です。本当は、チリの大地震の事か『チリ松』の事をアップしようと思ったのですが、すっかり横道に逸れてしまいました。先週の木青連の役員会の帰り道、チリ松で梱包材をしている實田さんからいろいろ話を伺ったのですが、またいずれ別の機会に。




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