森のかけら | 大五木材


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完成した事務所の裏の小屋(砦なのか小屋なのかオープンハウスなのか未だ名前は定まりませんが)ですが、極力出来ることは自分たちでするという事で、塗装も自らの手で行います。答えたからといって、決してそれ以上に話が広がらない人に限って「これ、何?」って聞いてみますが、もうそれに答えるのは面倒くさい。成果があったかどうかは別にして、分かっていただけない人に分かっていただけるような活動は若いうちからずっとやってきたつもりです。木にあまり興味が無い人にも、興味を持たせるのも材木屋の仕事のひとつでは、という人もいます。

それは確かにそうかもしれません。私も若い頃はそれが使命だなんて思い込みでそういう活動もしてきたつもりです。それほど木には興味がないという人にも食らいついて、結局成果も出ずに終わることもあってもそれは決して無駄ではないと自分に言い聞かせて。その経験は今の自分の血であり肉であることは確かですが、これからはちょっと別のアプローチで木に関わっていきたいと思っています。20歳の材木屋なら20歳なりに、30歳の材木屋なら30歳なりに活躍できるステージがあるわけで、50歳の材木屋には50歳の材木屋にしかできない役割があると思います

偏屈材木屋としては、「あなたは材木屋なんだからこれこれこういう啓蒙活動をすべき!」とかいう意見には過剰に拒否反応が出てしまいます(笑)。俺がしたいことをお前が決めるな!的な青臭い感情(ただのひねくれ者という)ですが、ひとの言うなりに素直に動けるような素直な性格だったら材木屋などになっていません。まあ50歳ならではの活動がどういうモノなのか今具体的に提示はできないのですが、自分の子供が成長するに伴い、それよりも年下の子供たちに対応しづらくなっているのが本音です。

だからといっておとなの好奇心を満たすようなハイレベルの木の話が出来るわけでもないので、相手に合わせるというよりも、こんな自分に合う方を探すしかないと腹をくくっています。そのためには分母を増やしていくしかないので、限られた時間の中でどれだけ多くの同族と出会えるか。少しずつですが、ホームページなどの細い入口から探し出してご来店される県外の人も増えてきました。そういうコアでマニアックな好事家をいかに満足させることが出来るか、それがただの小屋で終わるか、ここが梁山泊になれるかの分かれ道。




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