森のかけら | 大五木材


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4都市林業』でイチョウ(銀杏)を大量に入手させていただきましたが、その際に幹だけでなく枝も少し分けていただきました。直径でいうとだいたい50~70㎜前後。イチョウは枝が多い木なので、立木を1本伐採すればこんな枝はそれこそ山のように発生します。普通はそのまま処分するか冬場なら薪にでもなるところでしょうが、『モッタイナイ症候群』に侵されたビーバーとしては、指を咥えてこれを見過ごすことはどうしても出来ません。それでついついいただいて帰る事が多いのですが、そのお蔭で倉庫にはこういう「枝の山」が沢山出来てしまい顰蹙を買う事に・・・

当初は、いつか使えたらと思って放置していましたが、そすがにそんな呑気な事を言っているレベルではなくなってきたので、数年前からはとりあえずすぐに輪切りにすることにしています。いつもは仕事が終わってから私がスライド丸鋸でカットしてましたが、今回は見かねてスタッフが自主的にカットしてくれました。『骨まで活かして使う精神』が少し浸透してきたかなと嬉しい限り。小枝の輪切りはこの後が大切で、すぐに1枚ずつ並べて風通しのいい暗所で乾かさねばなりません。重ねたりしてるとすぐにカビが発生します。

早く乾かそうと外に並べていたら、いつの間にか直射日光を浴びてしまい小枝の輪切りが芯割れしたり、反ったりしたりと、油断していて駄目にしてしまった痛い経験数知れず。今はそういうミスは起こしませんが、都市林業によっていろいろな木の輪切りを試しているので経験値が高くなっていきます。例えば今回のイチョウは、カット後にすぐに暗所に並べてたのですが、翌日に見るとそこに黒い小さな羽虫が大量に群がっていました。木にひっついているものやその周囲を飛んでいるもの。今まであまり見たことがない光景。

今回のイチョウは所有者から、以前は沢山ギンナンの実が落ちていたけど最近は見かけなくなったと聞いていたので、メスだろうと思っていたのですが、製材しても匂いがほとんどしなくて「?」と思ってました。匂いに薄いメスのイチョウもあるのか?それともイチョウが性転換したという話も聞くので(真意は定かではありませんが)、イチョウの中にも偏屈な者は居るということか。しかし羽虫たちが群がっているところを見るとやはり独特のイチョウの匂いは発せられていたのでしょう。とにかく虫は匂いに敏感ですから。




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