森のかけら | 大五木材


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日曜日の夜は、テレビで『素敵な宇宙船地球号』を観るのがひそかな楽しみなのですが、昨日は『大都会ドブ川の奇跡2009』という内容でした。番組自体が『環境』をテーマにしているので、必然的に木や森や水、食料、資源などが多く取り上げられることになるのですが、最近何かと自分にも関わりがあったり、関連するようなキーワードが登場してきます。このブログを読んでいただいている方の中には、観られた方も結構多いと思います。

埼玉県の南部・川口市を流れる旧芝川は、40年前洪水対策のため上流下流が水門で閉じられてしまったため、日々流れ込む雑排水で汚染が進んでいました。都会の中で見捨てられたその川を再生をしようという取り組みを追うという内容ですが、行政と住民が手を組んでうまくいった、まさに奇跡的な事例です。といっても途中紆余曲折があって艱難辛苦の果てに、ここまでたどり着いたというドラマがあります。テレビ局の関わり方も非常に大きかったと思います。くだらないクイズ番組やどういようもないドラマなど観るに耐えない番組が多いのも事実ですが、こういういい番組は続いて欲しいです。変にゴールデン枠などにいってしまうと、急に肩に力が入って、アイドルなんぞが出てきてしまうので、この時間帯で渋く頑張ってもらいたいです。

この取り組みが成果として現れるのは、これからですが、明るい未来を暗示させるような結末でした。是非この活動が継続され、美しい川が復活してもらいたいと思います。川を浄化させるのにいろいろな小道具や工夫が登場しますが、その中で家庭で作れる環境浄化微生物ということで、愛媛で開発された『えひめAI-2』が取り上げられていました。しっかり名前も出てましたが、開発された方々の志は素晴らしいです!

最後のエンディングの加藤登紀子の歌も感動的で、観終わるといつも清々しい気持ちになります。それでいつもは集中して番組を観るのですが、ちょうどこの日は『ワンステップ』という裏番組が、若者が大工のいない島で人助けをするという内容の放送で、チャンネルを慌しく換えながら観ることになりました。この番組は若者の社会貢献活動をテーマにした番組です。愛媛県も何度か舞台として登場しています。

大工学校で学ぶ若者達が、何十年も大工のいない島に乗り込み、島民たちの家を簡単にリフォームしたり、踏み台や手摺を作ってあげるという物でしたが、これも良かったです。大工さんがいないため、おばあちゃん達は壊れかかった家具や造作をだましだまし使っています。それを若い大工達が、ささっと直していきます。勿論ベテラン大工のような匠の技は修行中なのでありませんが、真摯に向き合う態度には心打たれるものがありました。何十年ぶりに良くなったというおばちゃんたちから掛けられた「ありがとう」という言葉は、大工を続ける彼らの大きな財産になることでしょう。人に感謝される仕事、喜ばれる仕事、改めて大工という仕事の素晴らしさを思い知らされました。地下足袋姿の若い大工たちの姿は格好良く、かなり輝いていました!いい番組ふたつ観ました!




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