森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

来たる3月15日(日)に、久万高原町で植樹のイベント・『杣人座(そまびとざ) 其の四』を行います。

私の所属している愛媛木材青年協議会(愛媛木青協)が、主催の久万の山に木を植えよう!というイベントです。愛媛木青協では、愛媛県の『森林環境税』の中の『環境税公募事業』という制度を活用させていただき、木に親しむいろいろな活動をしてきました。市昨年と昨年は、子ども達と一緒に『伐倒会』を行い、実際に立木の伐採を体験してもらいました。また、幼稚園や小学校に寄贈している【どうぞのいす】を小学生達と一緒に作ったり、木工工作などをしてきました。その中で、久万高原町を舞台に林業を体験する活動を『杣人座(そまびとざ』と命名して継続事業として行い、今回で4回目を迎えます。

soma3

 

 

 

 

 

 

弊社は材木店とはいえ、製品小売を主としているので、山で木を伐採するということは縁遠く、ほとんど実体験はありませんでした。これは他の製材所にしても、原木市場から丸太を購入する方がほとんどなので、直接山で伐採まで行っているという会社は少ないのです。特に木材のような大きな素材を扱う仕事は、その素材の性質上、分業化が進んでして川上から川下までの一貫生産というところは、希少で珍しいのです。私の所などは、言うなれば町の魚屋さんで、遠くの海で漁師さん達が釣ってきた魚を、一匹ずつさばいて切り身にしたりして売っているという存在です。

それはそれで役割があるのですが、やはり魚が釣られるところ、私の場合は木が伐採されるところを知らなくてはお話しになりません。いずれ機会があれば、などと思っていたら永久にやらずじまいになってしまいます。ちょうど『環境税公募事業』の話しが出たときに、他の会員も同意見の人が多く、この機会に子ども達も含め、自分たちも体験しようということでこの企画がスタートしました。

soma5

 

 

 

 

 

 

それで『伐倒会』をしてきましたが、森の循環を考えれば、『伐る』だけでは駄目なのでその伐った木を『使う』、そして『植える』ということまでやって、グルリとつなげる必要があると思いました。順番が前後しますが、一昨年は伐採した木を使って【どうぞのいす】を作りました。こういう活動をすると、とかく『植林活動』ばかりにスポットが当てられがちです。新しい命をつなげる大切な作業ですから、尊いのは当然だし子どもにも分かりやすいです。しかし、うまく循環させるためには、「それを活かして使う」という事がとても重要なのです。ただそこにはお金がからんできますので、媒体などで取り上げられることもほとんどありません。しかし、理念だけでは森の循環は完結しません。出口があってこそ、次の入口へとつながっていくんです。1本の木がいくらになるか・・・ほとんどの方はあまりの安さに驚かれますが・・・そういう事もきちんと伝えていかなくてはなりません。

まあそういう事で今年は、井部健太郎君の会社・久万造林㈱さんの所有林の一部を使わせていただき、『植樹』をすることにしました。井部君のブログに詳しいのですが、広葉樹の苗木を植え、名前をつけてもらうなどの企画をしていますので、子供さんや家族で参加していただきたいと思います。ある程度の人数制限はありますが、興味のある方は、弊社か、久万造林㈱さん、または愛媛木青協のホームページからお申し込み、お問い合わせください。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up