森のかけら | 大五木材


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新聞やテレビなどで、富山県のホタルイカ漁のニュースが報じられる季節になりました。網の中で勢いよく弾けるホタルイカを、「おいしそう~!」と感じている人は少なくないと思います。アップで撮るとちょっとグロテスクに見えるかもしれませんが・・・。

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昨年秋に、富山に行く機会があったのですが、残念ながらホタルイカの季節ではなかったので、獲れたてピチピチの新鮮な物を食する事は出来ませんでした。とはいえ、折角のホタルイカの産地に来たのだからと、何でも知りたがりの私は、富山県滑川市の「ほたるいかミュージアム」に行ってみました。時期はずれという事もあり、閑散としていましたが、入口で花で飾られた巨大ホタルイカが可愛く迎えてくれました。

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複雑に入り組み三方を高い山に囲まれた富山湾は、海岸のすぐ近くまで1000m級の深い海が迫ってきていて、その地形だからこそホタルイカが大量に集まるのだそうです。産卵期のホタルイカが青緑の光りを放つ『群雄海面』も、今の時期なら見えるのでしょうが・・・。

富山に行った時は短時間で相当いろいろ廻ったので、他にもネタがたくさんあるのでまた小出しに出していきます。木に関して言うと、富山は『北洋材の基地』として全国的に有名です。北洋材というのは、主にロシアのシベリアなどから産出される材の総称として使われます。アカマツ、カラマツ、ベニマツなどが代表的な材です。そういった北洋材を専門に製材する製材所や問屋さんが軒を連ねています。一度富山に陸揚げされた北洋材は、陸送で東京、大阪をはじめ全国へ運ばれていきます。もちろん、日本中の全ての北洋材が、富山から出ているという訳ではありませんが、日本の北洋材輸入量の20%を占め全国一の規模を誇っています。

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所属している日本木材青壮年団体連合会(木青連)の、今年の会長を富山の江守さん(㈱江守 代表取締役)がされていることもあり、富山の方と話す機会が増えいろいろ情報が入ってきます。その縁で【森のかけら】のロシア材などは富山から分けて頂きました。このネットワークのおかげで、日本中からいろんな種類の木が集めることが出来ました。それぞれの立場や思惑ででこの会に入られていると思いますが、私は相当自由に活用させていただいています。人のつながりはありがたいです。全国から木の新鮮な情報が入ってくるのは嬉しいです。

そんな富山に昨年、衝撃のニュースが入りました!なんと今年の春から、ロシア材原木輸出税が80%引き上げられるというのです!業界は上を下への大騒ぎになりました。それまでも段階的に引き上げられ、今までは輸出税25%でしたが、それが80%になるということは、実質的にもはや商売としては成り立たないということです。そのため、商売そのものを廃業されたり、樹種転換、規模縮小など、『北洋材の基地』は大いに揺れました。ところが・・・今度は、その税率の実施が急遽1年延期になったのです!その1年というのも怪しいようですが・・・。それはそれで、現地も国内工場も対応が大変なようです。いいのか悪いのか・・・朝三暮四を地でいく、あまりに急激な方針変換(上げたり、伸ばしたり)に再び『北洋材の基地』は揺れています・・・この項続きます。頑張れ、富山!頑張れ、北洋材!




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