森のかけら | 大五木材


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20100712 銘刀クニサカと竹光侍①これが世に名高い『銘刀クニサカ』の姿です。先日偶然にも貴重な1本を手に入れることが出来ました。切れ味抜群、切るために生まれた刃、この銘刀を手にする事が出来たのは、まさに僥倖。選ばれた者しか持つことを許されない銘刀にわが身も震えます。実はこれ、木製品を養生するための巻き段ボールを切るための道具です。集成材や加工仕上げ品などを現場に搬入する際に、この巻き段ボールを使って養生、梱包するのですが、この巻き段ボールが意外にも曲者で、ハサミやカッターを使ってもなかなかうまく切れません。 

20100712 銘刀クニサカと竹光侍②長さが1mぐらいあるので小さな刃では、途中で段ボールが破れたり千切れたりしてしまいます。いくら養生とはいえ、あまりにボロボロでは見苦しい・・・。なるべく綺麗に切りたいのですが、小さな刃先ではどうしてうまく切れません。そこで大活躍するのがこの『銘刀クニサカ』なのです!竹を割って端を磨いて研いだだけじゃないか、などとあなどってはいけません!この長さ、刃渡り(?)、角度、手の中の納まり具合、更に耐久性とその安全性、どれをとっても名人芸。これこそが銘刀の銘刀たる由縁です。伝説の刀名人、久万銘木㈱国坂名人が作り出した逸品なのです。

20100712 銘刀クニサカと竹光侍③そんじょそこらの刀師が束になっても叶わない惚れ惚れするような切れ味。これを使えば、あの手こずらせた段ボールが一瞬で綺麗に切り分けられます。カッターで切ると「ザ、ザ、ザ・・・」という鈍い感覚ですが、銘刀クニサカだと「シュルシュル、シュパー」という爽快な感覚です。ええ、分かっていただこうとは思っていません。百聞は一軒にしかず、どうしても眼(まなこ)にその光景を焼き付けたい方は、弊社で何か大きな物をお買い上げくだされ。その切れ味ご披露しましょうぞ!

 

20100712 銘刀クニサカと竹光侍④さて、以前にもブログで取り上げましたが、大傑作漫画『竹光侍』が遂に完結しました。物語最大のクライマックス、人斬り・木久地真之介と剣豪・瀬能宗一郎の対決の場面はまさに圧巻!映画のカット割りのような画が映像の如き大迫力の筆致で迫ってきます。ページをめくるのを躊躇しそうになるほどの緊張感!久々に漫画で興奮を覚えました。血なまぐさい場面の連続なのに、最終話『後日』を読み終えた時の読後感のなんとも清々しい気分はどうしたことでしょう。桜舞う江戸の下町で繰り広げられた夢幻の御伽噺のような素晴らしいエンディングは、それまで執拗なまでに細かく描写し続けた下町の人々との交流とい背景があればこそ。実にけれんみのない痛快無比な一刀でありました。山本周五郎先生の小説のような押さえの利いた大人の漫画です。どうかお願いだから、これを映画化しようなどとはゆめゆめ思いめされるな!




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