森のかけら | 大五木材


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20110105 神社のキャラクター・守護獣像①昨日に続いて、石鎚神社の話ですが、石鎚神社の境内にはたくさんの木が植えられていましたが、中でも目を引いたのが天に向かって凛と伸びた『ヒノキ』の巨木。神社にはスギやヒノキなどの針葉樹はもとよりクスノキなどの広葉樹も多く植えられていますが、地位が人を作るというように、神社にあるからこその風格や威厳のようなものが備わっているように感じるから不思議です。どこで育っても樹齢を重ねればそれなりに風格が生まれてくるものでしょうが、やはり神社という神聖な場所だけに「特別感」があるのでしょうか。その大きさゆえによく落雷の被害を受けて、やむなく伐採されることも多いのですが、やはり境内にあった神木や鎮守の森の木は、事情ありとは分かっていても案外手が出しにくいものです。さすがにこの木からテーブルが何枚取れるかなどという妄想は沸き起こりません。

 

20110105 神社のキャラクター・守護獣像②昨日、ここ石鎚神社が『山の神・天狗様』に守られている事を書きましたが、至る所で天狗の姿が見られます。風に言えば、天狗が神社のキャラクターマークとでもいえるでしょう。守り札などにもその姿が描かれています。龍王様の伝説もあるようで、池には龍王様のお姿もあります。このホームページを立ち上げてから、キャラクターマークやロゴの大切さは身にしみて感じています。他社のものにも目が行くようになりそこに込められた思いやメッセージなどを推察するのも楽しみとなっています。

 

20110105 神社のキャラクター・守護獣像③もともと絵には興味があったのですが、とりわけ動物を描いたものや形作ったものには心が惹かれます。神社では、狛犬(こまいぬ)の造形を見るのが楽しみです。以前に広島の厳島神社では巨大な阿吽の狛犬を堪能しましたが、それぞれの神社で阿吽のデザインにも個性が現われています。昨日アップした、木像の天狗様も良いですが、石像には石ならではの力強さや重量感があります。いつも木ばかり見ているせいでしょうか、木以外の自然素材の質感に憧れのようなものを感じてしまいます。

 

20110105 神社のキャラクター・守護獣像④広い境内の中には幾つもの阿吽の狛犬が鎮座ましましていましたが、中でもユニークな姿を見せてくれたのがこちらの阿形(あぎょう)の狛犬。そもそも狛犬とは、神社に奉納された空想上の守護獣像で、神社を正面に向かって右側が、大きく口を開けて角のない獅子をデザインした「阿像」。向かって左側が、口を閉じて角のある狛犬をデザインした「吽像」。以前にテレビで狛犬のルーツを探る番組を観ましたが、その起源は古代オリエント文明にあり、インドや中国を経て日本に伝わり、日本風にアレンジが加えられ、江戸時代あたりから各地の神社に設置されるようになったようです。この原型が世界各地に広がり、スフィンクスや唐獅子、シーサーなどに姿を変えていったようです。長い歴史と多くの人の手を経たものは、デザインも洗練されてくるものです。そのお姿は少々のアレンジにはびくともしないほど堂々としています。




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