森のかけら | 大五木材


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円い森】や【膳シリーズ】などのレーザー印字をお願いしている『辻総合電機・レーザー工房』の辻社長が来社されました。辻社長と出会ったのは1年前ですが、急速に親密になりいろいろとご協力していただいています。辻社長は、それまで日付などを印字するだけだったレーザーを自分で改良して、もっと付加価値の高い『レーザーアート』を開発された根っからのエンジニアです。私は理数系が弱く、特に機械関係はサッパリです。そういう二人が出合って、お互いの苦手な部分を補填し合い【円い森】などの商品が出来ました。辻社長は、そもそもガラスやアクリルなどへの印字を考えておられたようですが、レーザーと木の相性は抜群です。【円い森】などで、いろいろな木で試すと、更に相性の良い・悪いがはっきりしてきました。

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 実際に試してみて分かったのですが、スギヒノキマツなどの針葉樹はあまりレーザー印字には適しません。材は柔らかいのですが、年輪がはっきりしているので、レーザー彫りを浅くすると年輪の部分がうまく彫れません。彫りを深くすると、年輪以外の部分が黒く焦げすぎます。レーザーを細くすればするほど、柔らかい木は角欠けが出たり、字がつぶれてしまいます。かといってナラのような硬い木だと、レーザーを強くする必要があり、細かい字が彫れなくなるのと、導管にうまく掘りが入りません。結局、広葉樹で木目の大人しいノベッとした木がもっとも相性が良いみたいです。樹種でいうと『カツラ』が一番綺麗にレーザーが彫れます。辻社長が試作として、木札ストラップを作ってきていただきました。

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辻社長もいろいろ試されているようです。今回は、カツラとミズナラの木札マグネットも作られているようです。今回材の相談を受けたので、彫る文字やマークだけでなく、素材も含めて新商品の開発も考えてみようと思っています。

 

 

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レーザー印字は、商品の価値を高めるためだけの道具ではありません。レーザー印字があってこその【円い森】です。森には木があるだけではありません。土や雨や風や虫や鳥やいろいろなものがあっての森です。いろんなものが結びついてこそ【かけら】も、森の一員になれるのだと思います。今後の、レーザーと木の融合をお楽しみにして下さい!




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