森のかけら | 大五木材


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薫風と鯉のぼり

20090506e38080e6a097e381a85e69c88e381aee7a9baゴールデンウイークに田舎に帰っていた時は本当にいい天気で、まさに五月晴れ。山でレンズを向けるとどこでも画になります。以前に井部健太郎くんと、『久万高原町の風景があまりに素晴らしいく、これだけでも充分商売に出来るのでは』と話したことがありますが、森の中に入って広角レンズで見上げると、四方から枝が伸び葉っぱに囲まれた画になります。山にいたら何のことは何日常の風景ですが、都会にいると見上げて電線も高いビルも看板も360度視界に入らない場所というのは、案外少ないので名内でしょうか。ただそこにいるだけで、太陽や雲や風が信じられないようなシチュエーションを作り出してくれる・・・そこのカメラを向け一部を切り取るだけで、美しい風景写真が完成する。勿論あくまでも素人写真ですから、そこに作為も技術もありませんが、それだからこそかえって自分が目にした時の感動や驚きがそのままストレートに伝わるのではないでしょうか。久万にも野村の山にも『お宝』がたくさん眠っています。画像は『栗の葉っぱと空』。

その五月晴れの空に元気よく『鯉のぼり』が泳いでいました。敷地や近所との問題もあり、さすがに松山市内では大きな鯉のぼりを泳がせるという訳にはなかなかいきませんが、野村ではかなり大きな鯉のぼりを結構見かけました。竿の長さも14~あ15mはあろうかという巨大な物もあります。お祭りののぼりにも匹敵する大きさで、かなりの気合が入っています!近所の方が総動員で嬉々として竿を立てる姿が目に浮かびます。

うちにも小学二年生になる息子がいます。会社の裏の敷地に、みんなに手伝ってもらって長い竿を立てたのはもう7年も前になります。長い竿を埋めるために、子どもがすっぽりはまるぐらいの穴を汗だくで掘りました。ロープで縛って、ユニックや3t車総動員でえっちらやっちら12m竿を立てましたが大仕事です。まだ物心もつかないわが子を抱き、五月の薫風を受け、鯉が勇壮に空に泳いだ時は感動は忘れません。

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あれからどれくらいの風や雨を受けたでしょうか。何度上げ下げされたでしょうか。最初の頃は雨が降ればすぐに取り込んでいましたが、何年も経つとついつい放ったらかしにしてしまうこともあり、かなりダメージを受けてしまいました。そして昨年破れヨロヨロになってしまった鯉のぼりは、開きにされ記念写真を撮りその生涯を閉じました。

 

 

今は主をなくした竿が立つばかりですが、そろそろ片付けなければと思っています。この竿は、愛媛木青協のメンバーでもある岡慎治君の伊予足場㈱さんから、その昔購入させていただきました。伊予足場㈱さんは名前どおり主に足場板や足場丸太、杭、コンパネ、桟木などの土木資材を扱われています。その関係で鯉のぼりの竿なども揃います。愛媛の木青協のメンバーは木に関係する仕事に従事していますが、職種は多岐にわたっています。それぞれに専門的な職種なので、木に関するものなら誰かに声をかければ何とかなるのもありがたいことです。

岡慎治くんとは大学からの付き合いで、知り合ってしばらくしてからそれぞれの親が木材関係の仕事をしていると知りました。彼は卒業後銀行に就職しましたが、縁あって無事(!)木材業界に携わるようになりました。もう20年以上の付き合いですが、昔から知っている友が同じ仕事をしているというのは、とても心強いです。岡慎治君も大の映画ファンで、よく酒を飲みながら映画の話をしますが、その光景は20数年前からほとんど変わりません。話している内容も相変わらずですが・・・しかし、古い友と好きな酒を呑みながらくだらない話ができることこそ最大の至福だと思います。元気で働けることはありがたい!鯉のいない竿の話を肴のネタにまたご一献!




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