森のかけら | 大五木材


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20111028 1日々いろいろなお客さんがいらして、テーブルやキャビネットやカウンターなどに使う樹種選びを楽しんでいただいております。以前はこういう事は、高額なテーブルや座卓の場合の『特別な人の特別な体験』でしたが、いまや気軽に、出窓の小さな飾り棚の材料ひとつでもご覧いただく『普通の人の普通の体験』になりつつあります。まあ、弊社にいらっしゃる方は、『普通』というよりは、少し『個性的』な方が多いので、世間一般の『普通』・・・ではないかもしれませんが。

 

20111028 2それでもこの10年で施主さんとの距離は随分縮んだと感じています。以前は専ら、設計士さんや工務店さんが施主さんを連れて来ていただくというスタイルでしたが、イベントなどの出展や異業種の交流も増え、直接お話させていただく機会がかなり増えました。それも、国内外の多様な樹種を取り扱っている材木店であるからこその特権です。入社して10年が過ぎた頃に、どういう方向の店にすべきか、自分なりに考えた事がありました。国産材専門店という道も、県産材専門店という選択だって出来ました。

 

20111028 3その時はっきりと方向性を打ち出したわけではありませんでしたが、自分の気持ちの中に「折角材木屋になったのだからいろいろな国のいろいろな木を見てみたい」という欲望はありました。その思いが、市場で珍しい木につい手を出してしまうという行為に走らせ、気がつけば倉庫には世界中の木が数10種類にも・・・。そうなると自然にそういうものを求める方が集まって来るようになり、いつの間にかそういう店のカラーが出来上がっていました。【森のかけら】がその勢いに輪を掛けたのは間違いありません。

 

20111028 4そういう社風だったからこそ【森のかけら】が生まれてきたとも言えます。【森のかけら】が世に出て以降、その240種からどれでもフローリングやテーブルの材を選べるんですか?という質問をよく受けるようになりましたが、残念ながら全ての材が建築や家具に適した特徴を備えているわけではありませんし、サイズや価格の問題もあります。むしろそうだからこそ、森の中には多様な木が存在する事の証明でもあると思うのです。木は決して建築材になるだけに生まれてきたわけではありません。『木選び』を通じて、そういうお話もさせていただいております。多種多様な材を扱う店という選択をしたからこそ、今こうして日々ブログを書けるようになったのだと思います。身近なところには多様な木が使われてます。切り口が多いほどに、それらとの木との関わりの多くなります。選ばれた木がどうなったかの「結果」の写真も相当に貯まりましたので、少しずつ「結果」についても触れさせていただきます。




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