森のかけら | 大五木材


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20120107 1ミスター会総会&新年会」の後、タクシーを拾える道後駅まで道後商店街を独りで歩くのも定番。地元にいるからこそ(ほぼ100%乗用車ですので)、商店街を歩く機会は滅多にありません。1年に1回、この時期に寒さにコートの襟を立てて、少しだけお酒で温まった体で一人歩きするのが好きです。いつも大体21時頃になるので、多くの商店街がシャッターを閉めているのですが、観光客に混ざってのんびりと地元だけど、外売り(県外観光客)のお店で何が売られているのかを眺め歩くるのも面白いものです。

 

20120107 2この時間でも道後温泉は開いています(確か22時が閉館だったような・・・)が、さすがに今から入浴する方は少ないようです。それでも折角だからと、道後温泉をバックに写真を撮る方は後を絶ちません。今年はNHKドラマ「坂の上の雲」で、愛媛への観光客も増加したようですが、やはり愛媛の観光の看板は「道後温泉」でしょう。その観光のシンボルが、老朽化が深刻になり、大規模な修繕工事が計画されています。道後温泉の本館が完成したのは1894年ですから、100年以上も現役を貫いているのです

 

20120107 3大規模地震が発生した場合、崩壊の危険性もあるという事で早急な修繕が迫られていたようですが、修繕工事に入るとく10年程度の期間を要するそうで、地元の旅館やホテル、商店街などはとてつもないマイナス要因になるのは間違いありません。この不景気の中で、高速道路の無料化も頓挫して、観光業は相当に厳しい状況に置かれているようですが、そこに輪をかけて観光の看板が一時期とはいえ(10年は一時期というにはあまりに長い現実ですが)無くなるというのは大打撃でしょう。しかし、修繕は先延ばししてもいつかはしなければならない事で、もし着工が遅れて大規模災害による二次災害でも起きれば取り返しがつかない事になりますので、あまり余裕もありません。ある調査では、工事期間中の宿泊数は10年前の4割ほどに減るという数字も出ているなど、道後にとっても死活問題であります。

 

20120107 4この世に永遠に続くものなど何も無く、歴史や伝統のあるものほど、その大きな代わり目が自分の時に来て欲しくない、何事も大過なく過ごしたいという思いが世の常でしょうが、昭和の景気の良い時代に先送りしてきたツケが平成になって続々と表に溢れ出てきています。私にとっても他人事ではなく、今年はいろいろと決断しなければならない問題が山積。悩みがあるからこそ、やる意義があるのだと誰かが言われましたが、いつか誰かが決断してきたからこそ続いてきたものがあります。さて、来年も道後の夜は変わらず同じ姿であるのでしょか。 




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