森のかけら | 大五木材


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今日は、お取引先のミセスホーム㈱さんの新年会に参加させていただきました。道後のホテルで盛大に行われました。10数年に渡りお付き合いさせていただいている、真面目で固い工務店さんです。弊社は道後まで車で7~8分の距離で、行こうと思えばいつでも行けるのですが、案外近いと行かないものです。県外のお客さんに言わせると「温泉があるのに勿体ない!」とよく言われますが、いつでも行けると思うとなかなか足が向かないものです。また、松山市外の人には分からりにくいかもしれませんが、松山の中でも『道後』は一種の【治外法権】ゾーンです。

一度来られた方はよく分かるのですが、九州の別府温泉や黒川温泉のように山並みに湯煙が立ち上るという風情はありません。街の中に突然現れる!という感覚です。初めて案内した方のほとんどが、「えっ、ここ?!」となります。日常の中の非日常という雰囲気です。造りやデザインとかでなく、一歩足を踏み込むと突然シーンが一転するというその感覚の方がまさに「千と千尋の神隠し」のモデルになった所以ではないかと思っているのですが・・・。

そいうい事もあり、松山市内に住んでいても『道後』で行われることは、別物という感覚がありました。まるで他の国の出来事とまで言ったら言い過ぎかも知れませんが、それぐらいの温度差がありました。しかしその後、予期することもなく『道後』といろいろ関わりが出来ました。道後温泉のすぐ傍にある歯医者さんの看板、天皇陛下が宿泊されることで有名な老舗の旅館「ふなや」の足湯の材料納品、道後温泉のイベント、以前にブログにも書きましたが、道後温泉本館の『湯玉はがき』の製作など、近くに住んでいて知らなかった『道後』を知れば知るほど、『道後』が身近に感じられるようになりました。

近くて遠い『道後』がどんどん身近に感じられるようになってきました。今日も新年会のあと、すぐにタクシーに乗らずに道後の町を少し歩いてみました。今日の道後は身をすくめる寒さです。道後温泉本館には、「みかんのツリー」が、寒空の中温かく輝いていました。チャーリーズベジタブルの玉井社長達が始められたイベントらしいです。愛媛のみかん、暖かいです!

その後タクシーに乗ろうとしたら、ちょうど『からくり時計』が9時に5分前!折角だから9時の演出を見ようと、寒風の中ベンチに座ると、地元のボランティアの方だと思うのですが雰囲気のある衣装に身を包まれた初老のおじいさんが、『この街で』をアカペラで歌われていました。結構風もありましたが、透る声で朗々と歌い上げられます。私のほかにも10数人の観光客がいましたが、誰も身じろぎしません。なんだか分かりませんが涙が出そうになったのは、お酒を飲みすぎたからではないと思います。どなたかご存知ありませんが、感動しました!歌の後で観光のお話しもされていましたがお人柄も素晴らしいです!こういう素敵なひとがいる道後がもっと好きになりました!温泉あっての道後ではなく、人あっての道後ですね。




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