森のかけら | 大五木材


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個人的なことですが私は映画が大好きで、大学時代は映画研究部に所属してかなりの本数の映画を観まくっていました。その当時、つまり今から20数年前頃はまだまだビデオも普及してなく、映画は映画館で観る物でした。その後、数年でビデオはレンタルも含め急激に普及していくことになるのですが・・・。気づいて方いた方もいたかもしれませんが、このブログのタイトルの幾つかは映画の題名をパロッたものです。

よく「あなたの一番好きな映画は何ですか?」というアンケートがあり、そういう質問に即答できる人がいますが、そういう人を尊敬します。私は大学時代4年間で1000本近い映画を観ました。当時は時間は腐るほどあったので、観た映画の感想もマメに記録していました。今は映画館で一年に10本程度観るばかりで、後はDVDでカバーしています。大学の頃は、ベストワンも即答できたのですが、それから20数年経ちいろいろな映画を観て、いろいろな経験をして、自分のベストワンも転々と変わってきました。いろいろなジャンルの映画があり、いろいろなタイプのベストワンがあります。その中で、私の「B級SF映画ベストワン」は、20数年間揺らぐことはありません。不動のベストワン、その映画は「遊星からの物体Ⅹ」です!

1982年の映画で、もう30年近く前の映画なのですが私にとって少しも色褪せません。学生時代のスニークプレビュー(覆面試写)で観たのですが、一切の予備知識なし、映画のタイトルすら知らないという完全な白紙の私の脳髄に凄まじい衝撃を与えてくれました!詳しいストーリーは、明かせませんが、今のSFXの技術からすれば決して高いレベルのものではありません。しかし、特殊メイクアップを担当していた若き特撮マン、ロブ・ボッティンの才気が映画全体にほとばしっています!遊び心と情熱が結集し、奇跡の映画が生まれています。勿論DVDも持っていたのですが何度観ても飽きません。さらに先日、ユニバーサル映画から「TV放送時の吹き替え版」が出たので、それも購入しました。本当にDVDが擦り切れるぐらい観ましたが一向に飽きる気がしません。初見当時の衝撃の深さにはまだまだ到達しません。

監督のジョン・カーペンターは、その後も「ニューヨーク1997」など幾つもの傑作を撮りましたが、恐らく「遊星からの物体Ⅹ」を越える映画は作ることは出来ないのではないでしょうか。それほどこの映画は凄い、凄すぎます!今時の血しぶきが飛び出すスプラッター映画が束になってかかってもかないません。映画はスタッフ、キャストが作るものではありません、見る人がいてこそ映画は完成するのです。映画も生き物です。DVDには刻まれない名場面が後から脳髄に作られることもあるのです。語っていくこと、それが伝説を作っていくのです。

先々月の『適材適所』で、富山県の埋没林の事を書いた時に、その埋没林の形相があまりに凄まじかったので「遊星からの物体Ⅹ」に出てくるエイリアンに例えました。その時、かなりマニアックな例えのつもりだったのですが、実は結構反響があり、その全てが「共感した!」という声だったので調子に乗って今日はこれを書いてみました。

 

また、エイリアンのような木もよくあります。これは桜の枝ですが、あまりに形が面白いので「擬態途中のエイリアン」というネタにしようと思い取っていました。そう見えるひとにだけ見えれば・・・。この緑の地球にもいろんなタイプの物体Ⅹが飛来しているようですね。




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