森のかけら | 大五木材


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20120505 1武智さんのみかん畑から「みかんの木」をいただいたのですが、その畑にはみかんだけでなくいろいろな潅木や花が植えられていてミニ植物園の様相。中には、石見銀山の項でご紹介した『クロモジ』の姿も!まだまだ小さな幹で、高級爪楊枝になるのはまだまだ先の事でしょうが(!)。他にも『オリーブ』や『カキ』など【森のかけら】の素材としても『美味しい畑』ではありましたが、野菜の収穫の場以外にも使えそうな武智さんの畑。何だか出口が見えてきたような・・・。

 

20120505 2当然、本来の目的である『みかんの木』もがっつりいただきました。愛媛の人であればほとんどの方がみかんの木をご覧になった事があると思いますが、高さ1~1.5m程度の潅木で、根元から複数に枝分かれし捻じ曲がった樹形をしています。以前に70年生の大きなみかんの木をいただき、それが【森のかけら・みかん】を作る契機になったのですが、そんな高齢木のみかんは滅多にあるものではありません。こちらのみかんでおよそ30年生前後とか。私にとって貴重な貴重なみかんの木です。

 

 

20120505 3みかんの木なら幾らでもあるよ~という話は多いのですが、身勝手な話しながら、みかんの木なら何でも欲しいというわけでもなく、いまだみかんの木を骨までしゃぶれる体制が整っているわけではありません。小さな幹がねじまがっているので、今の『出口』で利用しようとすれば、短くカットして直角が出るまで削り込まなければならず、【森のかけら】よりも大きなモノ(35X 35㎜角以上)を取れる部位はごくごく僅かです。もっと小さな幹や枝を活かす『出口』を早く形にしたいのですが・・・

 

20120505 4武智さんのみかん畑では結構大きな木も朽ちたりしていて、嬉しいサイズの木もいただきました。するとその中の1本の幹に『さるのこしかげ』を発見!みかんの木にもさるのこしかけ出来るものなんですね~驚きました!木曽そのものはかなり朽ちていたのですが、一緒に廃棄するのはあまりにモッタイナので、周辺を削り取り保存。幅が120㎜ほどあり、ちょっと大きめな椎茸の笠のような質感です。猿が腰掛けるには可愛らしすぎますが(!)、これも畑のめぐみ。

 

20120505 5さて軽トラに山盛りになったみかんの木も、枝を落として曲がりくねった部分をカットして整えるとすっかり減量。これを自然乾燥させて数ヵ月後には加工に入ります。【森のかけら】に使えるモノはごく一部ですので、他の小さな枝は別のモノに使います。こういう素材の場合は、先に商品ありきではなく、先に素材ありきで考えなければ難しいところです。ありがたい事に、伐採後数ヶ月経過しているのでかなり乾燥も進んでいます。芯があっても割れににくいみかんの木、感謝して活かして使わせていただきます




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