森のかけら | 大五木材


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20120810 1昨年ほどではないものの、ここ松山においても猛烈な暑さが続いております。たまたまこの夏は塗装作業や加工作業が多く、屋外の直射日光に晒される事は少ないのですが、自身の紫外線などへの『対候性』は確実に劣化しているような気がしてなりません。木の場合は紫外線に晒されると、白銀化します(私はそれをロマンスグレー化と呼んでおりますが)が、本来色白の私は短時間日光に晒されただけで肌が真っ赤!途端に軽度の火傷のような状態に陥ってしまいます。

 

20120810 2そんな私に似て息子⑪ももともとは色白でしたが、今は首筋などは髪の毛と皮膚の差がよく分からないほどにこんがりと黒褐色に日焼けしております。この強烈な直射日光に長時間晒されて大丈夫なものかと心配にもなるのですが、子供たちはそんな事もお構いなしにグランドを駆け回っています。植物性オイルの対候性については、先進国のドイツなどではさまざまなデータがあるようですが、近年の日本の異常気象はどこまでそれらのデータの許容内なのか、少々不安にもなるほど・・・。

 

20120810 3まあ「朽ちていく」ことこそが本来あるべき自然の姿ですので、「永遠に変わらぬ姿」を追う事自体邪道なことのようにも思えるのです。私自身は、ロマンスグレーに変身した姿こそが『ウッドデッキの目指すべき姿』だと思っておりますし、変身前の姿を長くとどめる事にほとんど興味がありませんので、その有り様をそのまま受け入れていただければいいのではと考えています。変身のスピードを多少ゆっくりする事は出来たとして、それがあまり「意味」がある事のようには思えませんので・・・。

 

20120810 4世の中にはいろいろな考え方の人がいますので、その考え方を押し付けるつもりはありませんし、塗装メーカーがより耐候性の高い商品を作ろうとする企業努力には頭が下がります。とかくこういう事について意見を言うと、それが正しいのか誤っているのかという単純な二元的論法で語られますが、世の中いろいろな考え方があっていいんじゃないでしょうか。灼熱ののグランドを駈ける息子たちの姿を見る親たちの思いもそれぞれ。世の中、勝利至上主義では見えないものもあり・・・。




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