森のかけら | 大五木材


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20130608 1梅雨入したとの発表があったものの、今のところ空梅雨が続いています。材木屋の立場からしますと、雨が続くと現場の日程がずれたり、材を運ぶのにシートなどの養生が必要になったり、材を濡らさぬように移動させたりと、雨は決して材木屋に歓迎されるものではありません。一方、周辺のミカン農家の方々からは、このまま雨が降らないと深刻な状況になるとの声もあり、あまり大きな声では空梅雨を歓迎も出来ません。慢性の水不足を抱える松山市にとっても空梅雨は深刻です。

 

20130608 2そんな雨嫌いの材木屋の倉庫の中にも、雨を歓迎する者がいます。材を住処とする虫たち!雨が続いて湿度が高くなると活動が活発になり、夜の倉庫では「カリカリカリ・・・」と、虫たちが木を穿孔する恐怖の音が聞こえ始めるのです!まだ虫の生態を死なない若かりし頃、夜の倉庫でたったひとり初めてその音を聞いた時、音の近くに近づけば音が止まり、離れれば音がし始めるものの、その姿は見えずという、ホラー映画のようなシチュエーションに小さな恐怖を覚えたものです。

 

20130608 3今も詳しい虫の生態を知っているわけでもなにのですが、いつ頃になると彼らが活動を始め、現場から虫の被害のお電話がかかってくるのか、経験的に肌に染みついています。6月の雨の多いこの時期が、呼び出しの最盛期(?)なのですが、今年はどうやら虫も『雨待ち』でしょうか?例年のような動きがありません。まあ、油断していると後から大変な事になるので安気に構えてもいられませんが・・・。耳付板を扱っている以上、虫の問題は避けられない宿命です。

 

20130608 4以前は虫、及び虫穴について強いアレルギーがあったものの、私の周辺では少しずつその反応にも変化が見られます。若い方を中心に、虫穴も平気で受け入れていただく方が増えました。鳥や昆虫に命の住処を与えていた森にありし頃の木の役割や、長い歳月を生きた木の履歴書としての証などと、説明させていただく事で、『欠点、B級品』というイメージから、愛おしさやねぎらい(?)の気持ち、またはキャラクターマーク、個性として理解を示していただけるようになりました。

 

20130608 5最近ではむしろ傷や虫穴のひとつも無いなんて本当に自然のものなのか?なんて嬉しい事を仰っていただく剛の方もいらっしゃったりして、時代の変化を感じています。我々の親世代ではついぞありえなかった感覚ではないでしょうか。そういえば昔は『節のある床材や壁材』なんて論外でしたが、今では節は『本物の証明』と歓迎していただける時代になったのですから、ひとの価値観って案外心移りなものかも。ひと口に『節』と言っても、そこにも深い世界があるのですが・・・それはまたいずれ。




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