森のかけら | 大五木材


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20131130 1.bmp弊社で作っている木製マグネット(こういう表現が適当なのかどうか分かりませんが、適当な言葉が見つからないので)『森のしるし』も、戦国武将に始まり、明治維新の英傑まで随分と種類も増えましたが、やはり愛媛県内のイベントで販売するというTPOを考えて、「愛媛に多い家紋」も作成。以前から、「うちの家紋があれば買うのに・・・」と言われて悔しい思いをしてきましたので、イベントに合わせて作ってみましたが、好評のうちに自宅の紋が受け入れられました。

 

20131130 2 .bmp「愛媛に多い家紋」といっても、当然地域性の偏りもありますので、統計+私の独断と偏見で、10個の家紋を新たに製作しました。その10個とは、「抱茗荷(だきみょうが)」、「折敷に縮み三文字(おしきにちぢみさんもじ)」、「下がり藤」、「渡辺星」、「丸にあげ上(じょう)の字」、「大内菱」、「折敷きに三文字」、「丸に二引(にびき)」、「剣片喰(けんかたばみ)」、「(たちばな)」。ちなみに我が高橋家は「折敷に縮み三文字」ですが、高橋姓がどこもこの紋というわけではありません。

 

20131130 3 .bmp同様にそれぞれの紋の代表的な苗字はあるものの、〔OO姓=OO紋〕という確固たる公式があるわけではありません。なので、「うちはOOという苗字だけど、何の紋?」と尋ねられても、OOという苗字の場合OO紋のケースが多いですが、というぐらいしかお答えできません。家紋のある商品を扱うようになって感じたのは、案外皆自分の家の家紋に興味関心が薄いという事。知ってはいても漠然としたり、丸があったかなかったかとか割合記憶があやふやな事が多いようです。

 

20131130 4 .bmpまあ今の時代、自宅の家紋を意識するのは家を建てた時に、床の間の天袋のガラスに紋でも入れる時(それも昨今は和室が無くなってますが)、または結婚式や葬式(お墓なども含めて)などの冠婚葬祭などの場合でしょう。考えてみれば、実生活の中で自宅の家紋の事を意識する機会なんてそうそうあるものではありません。遥か戦国時代の英傑たちの家紋には思いを馳せても、自分の家の紋には無頓着。う~ん、何だかこれって何かだか・・・

 

20131130 5 .bmp森(自然環境)と身近な木のモノとの関係に似てはいまいか?世界遺産の屋久杉や御神木には大層興味があって、そのわずかなコンディションすらも話題となるものの、同じ「木」から生まれた割り箸などについては関心が薄い。あまりに日常から身近にあり過ぎて、それがかつて森の中に居て、鳥や虫たちに終の棲家を提供していたものであうという事をすっかり忘れてしまったかのように・・・無関心は、ものの本質すらも遠ざけていってしまう・・・。アンテナ畳むべからず!

 




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