森のかけら | 大五木材


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20131210 1 .bmpまだ薄暗い朝の6時半過ぎに事務所を開けているのですが、2月開催の愛媛マラソンを控えて、暗闇の中をひたひたと走るランナーとすれ違う機会が増えてきました。私にとってのこの数年の風物詩の1つです。さすがにこの辺りで本格的に雪が積もるという事はないのですが、風が強い日の外での作業では、上着をもう1枚重ね着したくなります。そんな時は、第1回愛媛マラソンの時にボランティアとして参加した時にいただいたオレンジのジャンパーが必需品です。

 

20131210 2 .bmp外で作業していて事務所に入ると、手がかじかんで伝票を書くのもひと苦労しますが、それでも私は冬派。猛暑と極寒どちらかを選べていわれれば迷わずに極寒を選びます。寒いのは重ね着や帽子に、ネックウォーマー、カイロなどで何とか凌げますが、日本の高湿度でねっとりした猛暑は、脳みそまで溶け出しそうになり、思考回路を停滞させ意欲も削いでいきます。なので、寒くとも冬を支持!そんな冬派は私だけではありません。木にとっても冬は『』の季節なのです。

 

20131210 3  .bmp寒伐(かんぎ)り』といって、この時期の伐採は木材にとっては、もっとも適した季節なのです。木に限らず気温が下がると、活発な運動をすなくなるもの。いわば木も冬眠している状態になっていて、樹液を木全体に送る活動が停滞しているのです。一方、温かい春・夏などに伐採すると、生命活動が活発なため養分がたっぷり含めれていて、材となってもその影響でカビや腐りなども発生しやすくなります。いい材を得るには冬はもっともいい季節です

 

20131210 4 .bmp寒伐りした材を山で『葉枯らし乾燥』(伐倒した後、枝葉を付けたまま、山で丸太を寝かせて、葉が枯れるまで自然乾燥させる方法)させると、艶や光沢を失うことなく理想的な材が出来ます。ただしあまり寒くなりすぎて積雪が多くなると出材が出来なくなるので、寒さもほどほどがありがたいのですが。現在、消費税増税前の駆け込み需要と過度の原木不足などにより、材が圧倒的に不足して暴騰してしまっています。ほどほどのバランスを取るのはどの世界でも難しいようで・・・

 




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