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本日は、松山市内中心部に位置する「坂の上の雲ミュージアム」にて、ある男の企みに参画。ある男とは、菜の花の咲く坂道を雲の上に向かって歩いていく、【森のかけら】のフィクサーこと藤田雅彦氏(愛媛県産業技術研究所技術開発部主任研究員)。そしてその企みとは、中国四国地区の行政担当者の方々の前で、自分たちが経験した『愛媛式ものづくり・泥船への乗り方』を話すこと。このお方に頼まれて断る理由を探す方が大変。私がそういう役に適任なのかどうか?
そんな事は私の考える事ではないのです。猛獣がどうのようなものなのか一番分かっているのは猛獣使いなのです。猛獣は選ばれた舞台で力いっぱいあばれるのみ。その暴れっぷりもすべて猛獣使いは想定済み。今回その猛獣使いが選んだステージは、『四国経済産業局主催による行政担当者中国四国デザイン会議』。選ばれ猛獣は、㈱地域法人無茶々園・yaetocoの高瀬英明君、㈱有高扇山堂の有高智桂代姐さん、私とそして、猛獣飼育の達人・エスデザインスタジオの佐野勝久さん。
さすがに猛獣だけではショーにならないので、分別あるメンバーも取り揃えているのが猛獣使いの猛獣使いたる所以ですが、高瀬君とは『えひめのあるくらし』で現在進行形の関わりがあり、有高さんとは以前に『えひめのいいものを世界へ~loopto』で関わらせていただいており、こういう形で各分野の猛獣たちと(畏敬の念を込めて)顔合わせが出来るのも『フジタ猛獣ショー』ならではの醍醐味。そういう人ですから当然、猛獣使いも猛獣以上に目立とうとします。
まずは自分が喋る、いや自分のショーなんだから自分が喋らずにどうする!という勢いそのままに、自らが露払いをして会場を温めるところが芸達者!まあ、それも猛獣たちにとっては見慣れた光景。しかし本日その猛獣ショーを観覧されているのは、中国四国地区のデザインを軸とする行政担当者の皆様。果たしてそんなまともな方々相手にこのショーは理解されるのか?共感を得られるのか?ところが猛獣たちは、そんなことはお構いなしで、暴れたいように暴れるだけ!
果たしてその結果はどうだったのか?会議が終わった後のこの笑顔がすべてを語っています。 あなた方は何がそんなに楽しいのか?それは、大手のビジネスモデルにあてはまらない地方の零細企業の猛獣型ビジネスを、堂々と胸を張って喋らせてもえらえる場面を与えてもらったから。そういう生き方もあるんだと、認めてくれる人が身近にいるから。それが自分に無理がなくてとっても心地よいから。乗っているのは泥船でもその船が沈むなどとは微塵も考えたことがないから。パーティーは終わらないと信じているから!
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