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製材機を持たない弊社は、原木を購入した際はお付き合いのある製材工場にお願いして製材してもらっています。昔、一時期外材の原木にも手を出したことがありましたが所詮餅は餅屋。数年で撤退しました。その当時は、原木を製材工場に売って、製材所の判断でいろいろな部材に製材してもらい買い戻しす形だったので、「原木を買ってきて挽く」という感覚はありませんでした。今は原木買いする場合は、製材所に賃挽きですべて自社用に挽いてもらっています。
その用途のほとんどがカウンターやテーブルなので、原木の端から同じ厚みで挽き割る『タイコ挽き』をしてもらうのですが、原木があまりに大きいと国産材工場では対応できないこともあり、その際はアピトンなどの外材の大径木を挽いている瀬村製材所さんの製材工場で挽いてもらいます。今回たまたま国産材にしては結構大きな材が手に入ったので、瀬村さんで挽いてもらいます。その打ち合わせに行くと、久しぶりに大きなアピトンの原木が鎮座ましましていました。
目測で直径がおよそ1.5m弱で長さが9m。この1本でおよそ20トン!私が持ち込んだ原木が4トンほどでしたが可愛くみえます。最近なかなか大きなアピトンが入らなくなったと聞いていたので、このサイズのアピトンの原木を久々に見ました。見る限り大きな節も少なく、辺材の白太もわずかで素性のいい原木です。瀬村さんのところでは、アピトンで造船用の船止めや大型車両の荷受けなども挽かれているので、細かく小割せずに大物の用途向けに挽くつもりだとか。
弊社ではアピトンの注文があった場合、瀬村さんで挽いてもらっていますが、アピトンの原木の価格も年々上昇していることもあり、以前ほどではないもののやはり強度があって長物の別注が取れる材として、この周辺では大変貴重で有用な木であることに変わりはありません。近年製材工場の減少(廃業・倒産)に拍車がかかると、巨大な原木を板や角材に変えてもらう製材工場の有難味が骨身に染みて分かります。製材工場がなければ、原木は商品になりません。
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