森のかけら | 大五木材


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20140320 7普段は一般の方が足を踏み入れることの少ない『製材工場』ですが、先日何気にテレビを観ていたら、その製材工場にスポットが当たった番組が!そう、あのTOKIOの人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の中で、わが愛媛県松山港の沖合で、無人島を開拓するという新企画「DASH村」。その番組はよく観ていたのですが、たまたまこの数週間分見逃していて、この企画自体は知っていたものの、実際の家造りがそこまで進行しているのはしりませんでした。

 

20140320 2番組を観られた方はご承知の通りですが、舟屋の躯体が出来た後で二階の床を張る段になって、その材料を探すために名古屋の西部港へ。ここには世界中からいろいろな原木が入ってきますが、アフリカの原木などはそのほとんどがこの西部港に入港しているそうで、原木に限らず様々な輸入製品も多数集材されていて、紛れもなく日本における世界の木材の窓口、基地です。弊社でもよくここに荷物(フローリングなど)を引き取りに来させていただいています。

 

20140320 3番組では、その水面貯木場に浮かんでいる数ある原木の中で、持ち主も分からなくなった長年放置された1本の原木を使う事になり、近くのヤトミ製材さんで挽いてもらう事になりました。そう、あの陸前高田の「奇跡の一本松の保存プロジェクト」を手掛けられた、あらゆる大径木、特殊材にも対応される技術力と情熱溢れる工場(お伺いしたことはないのですが、地元の方からそのようにお聞きしてます)。テレビ画面からもその熱い思いが伝わりました。

 

20140320 4ヤトミ製材の加藤社長指揮のもと、樹齢およそ800年、直径1mを超える『ウエスタン・ヘムロック(米栂)』を見事に製材されていくのですが、熟練の職人さんたちの技術力によって原木が板になっていく様子が分かりやすく映し出されていました。まあ編集のリズムもいいのですが、大きな丸い原木に鋸が入り、挽き割られて挽き面が現れる瞬間って、ひと様の原木とはいえどうにも興奮するものです!まあ自分のものであれば祈るような気持ちになるわけですが。

 

20140320 1加藤社長のお人柄も画面から伝わって来て、うちの子供たちも「木の仕事」を興味深く観ていました。こういうゴールデンタイムの番組で、変なお笑い芸人が茶化すことなく真面目に製材とか木の仕事にスポットが当たる事って珍しいのではないのでしょうか。しかもそれが難しいロジックや科学的な立場からではなく、TOKIOのメンバーの実体験を通して番組で楽しく面白く、そしてその専門分野に精通したプロの凄味を見せてくれるところが嬉しいのです。

 

20140320 5そんな気持ちで番組を観ていたら、原木を挽いてもヤニや割れが出たら使い物にならないという説明の参考画像が出たのですが、それを見て絶句!そういえば数日前に某テレビ製作会社から、家づくりの企画でヤニと割れの画像が欲しいので、弊社のHPの中の画像を使わせて欲しいと連絡がありました。それではそちらのメールアドレスを送ってくれれば適当なものを探して送るからと言ったきりその後連絡が来なかったのですが、まさかこれだったとは・・・!

 

20140320 6電話の先での声はかなり慌てていた様子だったので、きっと切迫していて編集の都合ですぐにでも必要だったのでしょう。画像はどこかから探してこられたものでしたが、木の仕事に対してこんな真面目な内容なのだと分かっていたならば、もっと積極的にお受けするべきだったと後悔。実は最近メディアの方々からこういうご依頼多いのですが、その番組名や内容についてははっきりされない事が多く、ついいぶかしく感じてしまうのです。いろいろ大人の事情はあるのでしょうが・・・




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