森のかけら | 大五木材


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冷たかった風が少し柔らかく感じるようになるこの季節、風が運んでくるのは春の気配ばかりではありません。弊社でよく起きるのが異臭騒ぎ。異臭といっても薬物のような物騒なものではなく、世界中から集まったいろいろな木が発する匂いが混然となって風に乗るというモノ。陽気がよくなると材たちにも分かるのか少し騒ぎ出します。今回、岐阜で珍しい木なども幾つか仕入れてきたので、新しい匂いが加わって一層際立ちますが、その中に異常な匂いを放つものが・・・!

イチョウの生材もまとめて仕入れたので、その辺りはかなり強烈なギンナン匂いがしますが、それではありません。クヌギやナラの生材の渋い匂いとも違う。クスノキの樟脳のかぐわしさでもない。それは、木の匂いというよりよりも・・・ちょっと材木屋では通常匂わないような特別な・・・そう、まるで獣臭!しかも野生の獣の「落し物」のような鼻をつく匂い!これはどこから漂ってきているのかと匂いの源を探ってみると・・・岐阜で仕入れたアフリカ産の『ラボア』!

別名『アフリカン・ウォールナット』とも呼ばれるセンダン科の広葉樹です。この木、別名がかなりあるのですが、木材業界では『ラボア』と呼ばれる事が多いようです。この木の学名がLovoa trichilioidesというのですが、その学名の一部でこのように呼ばれています。経年変化で表面が黒褐色になっていると、確かにアフリカン・ウォールナットと言われて分からないでもない気がしますが、削ってみればウォールナットのような色のグラデーションを持ち合わせていないことが分ります。

黒くて細い縞が現れるので「タイガーウッド」とか「ストライプ・ウォールナット」の別名もありますが、削ればむしろマホガニーのような雰囲気があります。まだ軽く削ってみただけなので、材の詳しい特徴などについては稿を改めますが、削ってみると強烈な獣臭が消えました!もしかしたらあれはアフリカの森の中で獣たちと暮らしていた時の名残だったのかも?!世界の材に出会うとその背景にまで思いが広がり、一層無駄には出来ないと気持ちが引き締まります。

 




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