森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREカラマツの特徴などについて触れてきましたが、本日はカラマツをどのように使っているかの実例について。愛媛の木材市場ではほとんど見かけることのない木なので、その用途についての知識も少なくて申し訳ないのですが、私の知り限りの情報では、愛媛におけるカラマツの利用は以下の2つに大別されると思います。1つは、カラマツの産地で製品化・商品化された内装材やクラフト材として。もう1つは、土木資材としてカラマツの丸太をそのまま使う場合。

 

20140502 2私にとってのカラマツは、圧倒的にフローリングなど内装材・外装材としてのイメージです。そこが私のカラマツの入口だったという事もあるますし、無垢の内装材を本気で扱おうと思ったのも、カラマツがきっかけでした。それはカラマツという木に惚れたという事もありますが、それ以上にカラマツに賭ける木童木原巌さんとカラマツ杜氏・南波健一さんに出会い、ものづくりの姿勢、思いに感銘を受けたことに拠ります。世の中にはこういう人もいるのかと強い衝撃を受けました。

 

20140502 4色黒でだみ声の南波さんは正直近寄りがたい雰囲気がありました。お客さんといえども決して媚びたりしないのは、自分が作る商品に絶対の自信と誇りを持っているから。かといって、前述したように特別なテクニックがあるわけではないのだとご本人も仰っています(当然それは謙遜で、裏打ちされた経験に基づいているのですが)。基本に従い自然時間をきっちり守っているだけといっても、それは簡単な事のように見えて、案外実践できているところは少ないのです。

 

20140502 3その南波さんの作る『南波(ななみ)カラマツ』に惚れて、愛媛の地でも多くの方にお勧めしました。とても喜んでいただいた一方、『カラマツ』というキーワードだけに反応して、他工場の作った商品を独自に仕入れられて、施工後に見事に(!)ねじれや収縮が発生して、お門違いにも私に文句を言ってこられたケースもありました。南波さんの作ったカラマツはお勧めですよ、と言ったのですが・・・。作り手によってこれほど違いが出る木も珍しいので?

 

20140502 5その南波さんが作ったカラマツをお勧めするのは、何度も工場にお邪魔してお話を聴いたのと(弊社にも来ていただきました)、実際に自宅で使っているから。自宅のリビングを300㎜ほど上げてステージを作ったのですが、その時座面にカラマツのフローリングを使いました。足触りも心地よく、直に寝そべっても温もりが伝ってきます。反面傷はつきますが、我が家ではそれも子供たちの成長の記録だと考えているので問題なし。経年変化で飴色の輝きです

 




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