森のかけら | 大五木材


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20140926 1ある日の昼下がり、ある地方の町に独りの男がやって来た。東京から電車でやって来たスーツ姿のひとりの男は、もうすぐ10月だとは思えないほどの強い日差しに思わずワイシャツの襟元を緩めた。駅を出ると、待ち構えていたタクシーに無造作に乗り込んだ。「お客さん、どこまで?」見知らぬ土地にて、男は手にしていた行先の地図描かれている目的地の名前を告げた。すると、どうやらその店の名前だけで通じたらしく、タクシードライバーはアクセルを踏んでハンドルを切った。

 

20140926 2男はちょっと驚いた。地方の町とはいってもそこそこ人口もいると聞いている。そんな町で、これから自分が伺おうとしている所は、名前を出すだけで分かるほど有名な店なのだという事に。車窓から見える景色にも秋の気配が伺える。これからきっと何度かこの地を訪れる事になるだろう。きっとその時には、今日の事を懐かしく思い起こすのだろうと深い感傷に浸っていると、タクシードライバーの声が男を現実世界に引き戻したのだった・・・「お客さんも取材かい?」

 

20140926 3男は行先以外の言葉を口にはしていなかった。そして男がそこに向かう目的も取材などではなかった。にも関わらずタクシードライバーは男の容貌と、駅から来たという経路、この町に不慣れという事などから推察して、東京から取材に来たのだと思ったのだろう。男はその質問をやんわりと否定しながらも決して悪い気はしていなかった。そうか、私がこれから向かう先は、そんなに沢山の取材が県外から来るようなところなのだと思うと、自然と笑みがこぼれてしまうのだった。

 

20140926 4やがて、タクシーはしばらく走った後、河に面した小さな白い建物の前で止まった。ひと時だけでもいい気分にさせてくれたタクシードライバーに軽くお礼を言うと、男は店の扉のノブに手をかけた。その扉越しに、中の会話が漏れてきた。東京、ギフト、おとな、デザイン、寺、マイル、ギョウセイ、ヨンケイ、フミフミ、罠、金・・・断片的に聞こえてくる、何のつながりも無さそうに点在していた言葉が、男が扉を開けた瞬間に繋がり、意味を持ち、一本の線となって男に突き刺さった!

 

20140926 5そう、そこは大洲で知らない者はいない『Sa-Rah』!そこに集まりしは『おとなの部活動』の9歳児の頃の思いを抱き続ける怪しきおとなたち。本日は、おとなの事情でフルメンバーとはいかなかったものの、東京から香川経由でNTTデータ村瀬君を迎えて相変わらずの盛り上り。無駄な話がほとんどと・・・いやいや、素敵な発想はゆとりある心の中からしか生まれませんから。今日も名言・金言が店内を飛び交い、おとなたちは楽しく迷走中!『女が動けば、男も動く!』(千秋談

 

※画像は、かの名作『タクシードライバー』のもので本文とは何ら関係も深い意味も貶める意図もございません・・・




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