森のかけら | 大五木材


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20141013 1いま、「アギーレという名前を聞けば、ほとんどの日本人はサッカー日本代表の監督を務めるハビエル・アギーレ・オナインディアJavier Aguirre Onaindía)の事を思い浮かべるでしょう。うちの息子もサッカーをやっているのですが、それほどサッカーに詳しくない私は、そのアギーレ監督がどういう経歴の持ち主で、どういう戦術を使い、どれほど優れた指導者なのか分からないのですが、その名前をテレビなどで聞くといつもまったく別の人の顔を思い浮かべるのです。

 

20141013 2その人とは、怪優として知られたクラウス・キンスキー(Klaus Kinski) そのひと。かの美人女優ナスターシャ・キンスキー(テス、キャット・ピープルなど)の父親として知られているドイツ生まれの俳優です。なぜこの親からあの美しい娘が生まれるのかというのは疑問はさておき、面妖な風貌から一度見たら二度と忘れられない超個性的俳優は、常軌を逸したような相当癖のあるアクの強い役ばかりを演じ(そういうオファーになるのでしょう)、数々の名作にも出演しました。

 

20141013 3端役として画面にチョイ映りするだけでもそのシーンの空気を丸ごと持って行ってしまうほど、素のキャラが映画のキャラに勝ってしまうという稀代の怪優でしたが、残念ながら1991年に亡くなりました。例えるならばドイツ版勝新太郎!普通の社会生活を営むには相当に問題があるのだけれど、こと映画となるととんでもない輝きを放つというタイプ。数年前にナスターシャの異母姉が、父親から繰り返し性的暴行を受けていたことを告白するなど性格もかなり歪んでいたようですが。

 

20141013 4そのクラウス・キンスキーが演じた数々の強烈な役柄の中でも彼の代表作と言っていいのが、ニュージャーマンシネマの旗手と言われた(これまた少しいっちゃっている)ヴェルナー・ヘルツォークが監督した『アギーレ/神々の怒り』という映画。1972年公開の映画で、ベルリンの壁が崩壊する前の西ドイツの映画ですので、一般には知られていない作品だと思いますが、映画ファンの間では「もうひとつの地獄の黙示録」として、カルト化された伝説の映画なのであります。明日に続く・・・

 




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