森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

昨日に続いて神代木の話ですが、滅多に神代木指定の注文など舞い込みませんので、先日は仕方なく板をカットして欠品していた『神代のかけら』を補充しました。なので今のところは5種の神代木シリーズすべて揃っております。かけらの在庫状況からしばらくの間販売を中止していた『神代木の5かけら』(ジンダイスギ、ジンダイタモ、ジンダイケヤキ、ジンダイナラ、ジンダイニレ)も発売を再開していますのでマニアの方是非この機会にどうぞ!価格は¥3,000(税込¥3,240)です。

 

 

20150502 2ところで運がいいのか悪いのか、埋没後出土することなく永遠に地中深くに閉じ込められてそのまま本当に化石になってしまった木たちは、やがて石炭になるわけですが、それはおよそ3億年前のベルム紀、石炭紀の時代に地上で隆盛を誇った『シギラリアTietea singularis)などのシダ植物の木だそうです。そのシギラリアをはじめいろいろな太古の植物や生物の化石とかがネットで売買されています。非常に興味があるのですがこれは目の毒、ドンドン深みにはまってしまいそう~!

 

 

20150502 3そのシギラリアは高さ30mに達するほどの巨木であったそうで、その頃の鬱蒼とした大森林を構成する巨大生物の1つであったと考えられているそうです。どうやってそれが分かるのかも分かりませんが、梢が二股に分かれているユニークな樹形をしていたらしく、いかにも太古の樹らしい姿です。幹の表面に六角形の模様が並んでいて、それが文書などを閉じる時に使われていた封印に似ている事から、『封印木(フウインボク)』の別名もあります。こういうエピソードにも惹きつけられる~!

 

 

 

20150502 4この時代の大森林を形成していたのは、シギラリアの他には同じシダ植物の仲間である『レピドデンドロンLepidodendron 』や『カラミテスCalamites』といった樹があるのですが、レピデンドロンは高さ40m、直径2mにも達する巨木で、幹の表面に魚の鱗に似た菱形の表面構造が埋まっていることから『鱗木(リンボク)』、カラミテスは高さ10mにまで成長する巨大なトクサ(スギナ)の仲間で、巨大な節があり『蘆木(ロボク)』とも呼ばれています。恐竜やマンモスのDNA復元は常に話題になりますが、古代樹のそれに興奮を覚えるマニアも世に中には結構いるはず!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up