森のかけら | 大五木材


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20151126 1愛媛大学のある講義で、『学生プレゼンバトル』というものがあり、私にもお声がかかり参加させていただく事になりました。大学に関わらず現在いろいろな職種、分野で開催されているそうですが、学生プレゼンバトルとは、『学群生や院生が自らの専攻している学問、または研究していることがらを魅力をわかりやく伝えるスキルを競う企画』という事で、要は研究成果をいかに他人に分かりやすく魅力的に伝えるかというものです。そんな授業になぜ一介の材木屋が招かれたかというと・・・

 

20151126 2今回のプレゼンバトルは予選と本選があって、『モノの売り方を考える』というのがテーマになっていて、予選では何の変哲もないゴム手袋、手帳、クリップが素材となっています。それらが本当はとんでもない機能や技術を持ったモノだという体で審査員にプレゼンするというもの。いかに相手を感心させるような上手な嘘をついて相手を得心させられるかという提案力を競い合います。本選に進んだチームは、弊社の『森の毒りんご』についてその売り方をプレゼンします。

 

20151126 3審査員には地元の銀行や行政の方が選出されていて、折角なので地元で作られているモノを題材にしようという事なり、弊社の『森の毒りんご』に白羽の矢が立ったのです。素材や商品の背景(毒性があるため利用されることの少ない材を使っている云々)が面白いのに、どこにどういう風に売り出していくんのか、いまだ販売先が定まっていないという点が評価(?)されたようです。まあ私的には、マニアの目に留まって少しずつ口コミで売れればいいと思っているところでしたが。

 

20151126 4それでも、こちらとしてもこんなモノづくりをしている馬鹿な材木屋がいるという事をPRできるありがたい機会ですので喜んで参加させていただきました。ひと通り商品説明をした後は、チームに分かれた学生たちがそれぞれ2分の持ち時間を使って、『森の毒りんご』がどういうモノで、これからどこに売っていくつもりなのかをプレゼンしてくれます。中にはプロの営業マン顔負けなぐらい、まさに自分が作った商品のように立て板に水の口調でプレゼンする学生もいて感心。

 

限られた時間の中で若い感性が考えた『森の毒りんご』の出口、さすがにそのまま使えるようなものではありませんでしたが、私が考えていたことにかなり近いモノもあって、こちらとしてはその方向性が若い方にも受け入れられる土壌はあるのだと確信出来て大きな成果でした。モノづくりの過程や背景に強いこだわりがあればあるほど、そこに執着して視野が狭くなってしまうこともあるので、第三者の目で商品を見てもらうというのも大切な事だと得心させられた一日でした。

 

森のりんご&森の毒りんご・・・こちらで販売中




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