森のかけら | 大五木材


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昨日の続きですが、当時私が所属していた愛媛木材青年協議会で話を持ち掛けて、会員の賛同を得、会として「どうぞのいす」を作ってこどもたちにプレゼントすることにしました。とはいえ、著作権等の問題がありますので、ひさかたチャイルドさん通じて香山先生、柿本先生にご相談しました。すると、香山先生からはその取り組みに対して共感・ご理解をいただきました。柿本先生は既にお亡くなりになられていましたが、奥様からご了承をいただき、いよいよ制作へ!

 

20151119 2最初は試行錯誤しましたが、日頃からお付き合いのあった授産所施設のお力を借りて無事完成することが出来ました。出来上がった「本物のどうぞのいす」を絵本と一緒に保育園や幼稚園にプレゼントするわけですが、初年度は何の実績もないため、贈り先からもいぶかしがられ、後から何か木のモノを売り込まれるのはゴメンなので受け取れませんとか、相当怪しまれたりもしました。現在もその活動は継続中で、県内外合わせて500を越える施設に贈らせていただきました。

 

20151119 3この活動は子供たちに木の啓蒙と、譲り合いと思いやりの気持ちを育んで欲しいという願いから行っているもので、個人を対象とはせずに、保育園や幼稚園、小学校、子供たちの集まる施設などに贈っています。我々の思いを物語にしたDVDも制作して、実物の『どうぞのいす』と絵本と共にお渡ししています。DVDのタイトルは、『材木屋のおじさん、どうぞのいすを配る』。僭越ながら私が、学生時代にとった杵柄で、脚本と撮影を担当させていただきました。

 

20151119 4その取り組みをご覧になった作者の香山美子先生からご連絡がありました。香山先生は初期の『おかあさんといっしょ』(NHK)などの幼児番組の台本も手掛けられていて、演劇集団「円」のプロデューサーである小森美已さんや劇団円の女優・岸田今日子さんたちと共に子供たちのお芝居「こどもステージ」にも取り組まれていらっしゃいました。その子供ステージで「どうぞのいす」を公演されていたのですが、そこで実際に木の椅子を使えないだろうかというお話。

 

20151119 5それで、こちらとしても大変ありがたいお話で、早速「本物のどうぞのいす」を送らせていただき、劇団円の子どもステージの公演でお披露目していただきました。そのステージで独り芝居をされたのが、小森美已さんの息子さんである小森創介さん。ようやくここで繋がりました!そのご縁で、その後大五木材の倉庫を開放して舞台公演をしていただくことになり、創介さんには、材木屋倉庫で『どうぞのいす』を演じていただいたのです。それ以来家族ぐるみでのお付き合い。




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