森のかけら | 大五木材


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20160101 1おめでたいはずの新年から昨年の反省。昨年、秋の終わりに重大な決断があり、大五木材も大きな転換期を迎えることになりました。今まではその決断を迫られるタイミングが何度もあったのですが、私の決断力の弱さと詰めの甘さからズルズルと結論を先延ばしにしてきたせいで、結果大きな痛手となってしまいました。大学を卒業してそのまま大五木材に入社して27年あまり。私が入社するずっと前から大五木材で務めてもらっていた大ベテランの番頭的な立場の社員が、昨秋で遂に退社。

 

数年前に定年を迎え、その後も嘱託で働いてもらっていて、いずれはという時期ではありましたが遂にそれが現実に。零細企業であり、余裕のないギリギリの人数で仕事を回しているので、一人でも欠けてしまうと大きな痛手となります。それが配達とかならまだしも、営業となるとなかなか急に代役がいるわけでもなく・・・それを見越して、若手を育てておかねばならなかったのですが、それにも躊躇した結果、すべてのツケが一気に溢れ出ることに。すべて自分の身から出た錆・・・。

 

20160101 3振り返れば弊社の取り扱い商品も業態も、この20数年で随分と変化しました。以前は主力商品で倉庫にもズラリと居並んでいたヒノキの化粧柱や梁や桁などの横架材はすっかり姿を消しました。その頃のメインの取引先は個人の大工さん。まだ地方にはプレカットが浸透しておらず、大工さんが自ら墨を付けて自分で加工する『手刻みの在来軸組構造』が主流で、その構造材はヒノキで、しかもその多くが4寸柱。父とともに高知の市場に出かけては、化粧役柱セットを買い付けしていました。

 

20160101 4無垢のフローリングや耳付き板に対する萌芽もまだまだ見えておらず、その黎明には更に10数年を費やすことになります。取引先には大手のハウスメーカーなど皆無で、また当時は自分の会社が大手ハウスメーカーと取引できるなどとは夢にも思っていませんでしたが・・・。当時は大工さんが請負をするのが一般的だったので、当然材料も大工さんが手配する流れで、実際に木を囲みながらベテラン大工さんたちと丁々発止でやり合いながら、材の売り買いをしていました。

 

 

 




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