森のかけら | 大五木材


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1年のうち何度か突然に全国から問い合わせが集中する木があります。それが、『シガーボックスシーダー』の別名を持つブラジル産のセンダン科の広葉樹・『セドロ(CEDRO)』。その別名からも分かる通り、高級葉巻ケースとして愛煙家から強い支持を受けています。害虫への対抗性が強く、収納した葉巻に対する香りづけの効果もあること、またこの木の持つ調湿性が葉巻に絶妙の湿り気を与えるなどの点から、葉巻ケースには最適の木材として、セドロの代表的な用途の1つとされています。

私は煙草を吸わないのですが、愛煙家向けの雑誌やメディアで時々葉巻特集などが組まれた時に、合わせて葉巻箱も紹介され、そこでセドロの名前が取り上げられるのだと思います。それで、腕に覚えのあるクラフトマンの方々が、では自分で葉巻箱を作ってみようかということになって、ネットなどでセドロがどこかで売ってないかと調べられるのでしょうが、全国にあまたある材木屋の中でも、セドロ材を扱っているところは決して多くはありません。それで弊社に辿り着かれるという流れ。

弊社も大量にセドロ材を在庫しているわけではないのですが、厚み35㎜の挽き板がまだ幾らか残っているので、それであれば一般の方にも直接小売販売させていただいております。趣味で葉巻箱を作られるような個人のクラフトマンの方だと、2mサイズの板が1、2枚もあれば充分ということで、少量の販売でも対応できる弊社にお声を掛けていただくことになるのです。それで年に数回時を合わせたように全国各地からセドロ材への問い合わせ、ご注文が殺到することになるのです。

 

それは1年だけのことではなく、この数年間毎年のように降って湧いたセドロブームが起きるのです。それだけセドロという材が希少だということと、1枚から小売りしてくれる材木屋が少ないということなのだと思うのですが、こういう形で注文が重なる木って非常に珍しいのです。そんなセドロにこの間もご注文が舞い込み、また数枚が全国各地に散っていきました。葉巻箱に使うような薄い板だけでなく、カウンターサイズの大きなセドロもありますので、葉巻箱以外の出口も募集中!




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