森のかけら | 大五木材


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20160209 1またまた本日もサワグルミとマッチの話ですが、【森のかけら】を作るずっと前に私が『サワグルミ』に興味を持つようになったきっかけについてお話します。当時、まだまだ取り扱い樹種数が少なくて、一生懸命に日本各地からいろいろな樹種の情報を探していたのですが、その時に出会ったのが岩手県でサワグルミを利用されている材木店。まだまだSNSが今ほど発達していなかったので、紙媒体での情報から入ったのですが、そこは「日本最後のマッチ製軸工場」でもありました。

 

20160209 2その会社は、岩手県九戸郡にあった㈱山崎木材店さん。アカマツやカラマツなどを利用して、自社で集成加工を施した内外装材を生産されていて、その中にサワグルミのそれもあって、是非一度使わせていただこうと思っていましたが機会を失いました。当時岩手でも決して利用量の多くなかったサワグルミをなぜ使っていたかというと、そこでマッチの軸木を生産していたため、軸木の原料としてサワグルミを確保されていて、その一部を内装材などに転用されていたのだと思います。

 

20160209 3更に当時としては画期的だったサワグルミの難燃壁材などにも取り組まれていて、ちょうど東北地方の豊富な広葉樹に憧れをもって遠くから眺めていた頃だったので、愛媛ではほとんど無縁であったサワグルミを様々なカタチに利用されている現実を羨望の眼差しで眺めていました。まさかその後、自分自身がサワグルミを使ってモノづくりをすることになろうとは夢にも思いませんでしたが・・・。その山崎材木店さんも、平成13年に軸木の生産を停止され、日本国内における軸木生産は終了

 

今、『森のしるし』やウッドストラップなどの木製の企業のノベルティなどを製作していますが、汎用性高くて、低価格で大量に製造できて、木を使うという必要性もあって(今だと県産材を使うという大義名分まで付加出来て)かつ入れ物(箱)にもデザイン性を込めることの出来るマッチ箱というのは完成度も高く、本当に惚れ惚れする『小さな優れた広告塔』だと思います。柳の下に二匹目のドジョウはいないといいますが、サワグルミの木の下にはもしかしたら二匹目のドジョウはいるかも?!




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