森のかけら | 大五木材


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20160208 1サワグルミの代表的な出口のひとつである『マッチ棒の軸木』について少し触れてみます。私自身は煙草を吸わない(吸ったこともない)ので、個人的には利用頻度が少ないのですが(もっとも愛煙家でも今時マッチで火を点ける人が大勢いるとは思えませんが)、『森の出口』という視点からみれば、マッチ棒の軸木というのは割り箸と並んで、合理的かつ大量消費が見込める優等生だったと思います。どの家庭のにもかつては大箱に入った「徳用マッチ」とかが置いてあったものです。

 

20160208 2現実的はそのすべてのすべてが端材から生み出されているわけではないのかもしれませんが、原材料費を低く抑えられ、かつ端材も有効に活用出来る出口として、端材活用材木屋としては尊敬に値する発想だと思うのです。火を点ける道具としては、愛煙家ばかりがユーザーというわけではありませんので、割り箸同様ほぼすべての人がユーザーとなりうるわけで、まさに端材利用のの金脈だと思うのですが、そんな金脈にすら陰りが見えてくるのですから世の中、万事塞翁が馬・・・。

 

マッチ棒の軸木として有名なのは、ポプラ、シナノキ、サワグルミ、エゾマツ、トドマツ、アスペンなどの軽軟な白木です。煙草は吸わないといったものの、学生時代にマッチを集めていました。正確に言うと、マッチ棒そのものではなく、マッチ棒の箱に興味があって、使うわけでもないのに喫茶店や飲食店のカウンターに置いてあったマッチ箱を持ち帰り密かに収集していました。いつの間にか、その数も100を超え、大量のマッチが家にあって、たまには眺めて楽しんでいました。

 

20160208 4小さなマッチ箱に凝縮されたお店の広告などの世界観が妙に好きだったのですが、ある時、私と同じようにマッチ箱を収集していた人の家で失火して自宅を焼失したという事件があって、恐怖感を覚えて泣く泣く処分していまいました。今にして思えば、中身だけ処分して箱だけ取っておいたらよかったと思うのですが、いわゆるブックマッチ(紙マッチ)も沢山ありましたので。考えれば当時は多くの店舗で、オリジナルマッチを作っていて、実用的で低価格で作れる優れたノベルティグッズでした




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