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北信越1日目は、㈱ムラモト訪問で幕が開きました。館長こと村本喜義社長は、何度も弊社にまで足を運んでいただいているのですが、私はまだ一度も会社訪問もしたことがなくて、常々一度お邪魔しなくてはと思っていたので、今回ようやくその悲願が叶いました。村本さんと私の関わりについては、今までにもこのブログで何度も触れてきたのでここでは割愛しますが、この数年の密度の濃さは異常なほどです。それは材木人としての志が同じベクトルを向いているからこそです。
㈱ムラモトは昭和39年創業ということなので、私が生まれる少し前に誕生した会社で、現在の村本さんが2代目。HPの企業理念には、『当社は、木材販売のプロとして、「木を使う人」「木の家に住む人」「木が育っている地域、そこに住む人」すべてに対して、適切な更新を可能とする資源である「木材」を、地球環境にプラスとなるような使い方を提唱し、実行していきます。(一部抜粋)』とありますが、村本さんが凄いのはそれを実践されている事。綺麗ごとだけなら誰でも言える。
特に生きている素材・木を扱う材木屋にとって自分がどういう立ち位置で仕事をするのかというのは極めて重要な事で、その「背骨」が入っていないと話をしていてもすぐに底が割れます。そういう意味でも、理念を実践されている数少ない先輩。うちの会社よりも全然大きな規模ながら、村本さんが事業を継承された経緯や周辺環境、その後の「第二創業」とも呼ぶべき新分野への方向転換など、私とも相通づる部分が多くて、常に村本さんの考え方や動きについては意識していました。
日頃から電話やメールでやり取りしたり、木材市場で会って話はしているものの、やはり実際にこの目で会社を見てみたいということで、今回は本社をはじめ石川県内に5、6ヶ所もある木材倉庫も見せていただこうと乗り込んで来ました。本社は金沢市内の閑静な住宅街の中にあり、今ではムラモトの代名詞ともなっている、『呼吸する羊毛断熱材・ウールブレス』の看板が目印となっていました。ここから鬼が出るか、蛇が出るか!久々の『かけら日本紀行・北信越の旅篇』、大長編いよいよスタート!
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