森のかけら | 大五木材


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 名残りは尽きないものの工程は相当にタイトですので、慌ただしく次の倉庫に移動。かほく市から北上して羽咋郡宝達志水町にある「ムラモト押水物流倉庫」へ。この後、能登半島を更に北上して輪島に向かうのですが、先に書いたように道中の信じられないぐらいの空の青さ!何度か来た能登は、いつも鉛色のどんよりした空が迎えてくれたので、印象が随分と変わりました。さて、今回の倉庫巡りのメインはここ、村本さんが岐阜や各地で仕入れられた歴々の木材が眠っているのです。

 

 到着。以前は繊維か何かの物流倉庫だったそうですが、村本さんが買い取って今や銘木の殿堂に。ここでは毎月22日に『ムラモト銘木市』が開催され、大工さんや工務店はもとより遠方より一般の方も数多く足を運ばれています。普通、こういう市ってお客さんが動きやすい土曜日とか日曜日に開催されるのが常ですが、ムラモトでは曜日に関係なく22日。なので平日に開催することもあるのですが、それでも22日にこだわるのは、市の日付を覚えてもらうためとチラシ等の合理化!

 

 先の市場を拝見させていただいた時も感じたのですが、どこの倉庫の整然と整理されていて材の出し入れがスムーズにできるように徹底して管理されています。村本さんは、面倒くさがり屋からなるべくしんどいことはしたくないだけよ、と笑われますが、そうすることが出来るように社員一丸となって徹底した合理化が浸透しています。出したらすぐ片づけて、誰でもどこに何があるのか分かるようにする。簡単な事のようで出来ている材木屋なかなかありません。わたくし、猛省です・・・。

 

20160623-4仕事は段取り8割とも言われますが、こういうところは見習うべきところ。振り返れば、材を加工する時間よりも倉庫で探している時間が多いようですから・・・。ところで、今回は何か購入させていただくというわけではなく(もの凄く失礼な話ではあるのですが!)、倉庫を見学させていただくだけだったので、石川県まで買うわけでもない木を見るために行くなんて余程物好きだと思われるかもしれませんが、私の周辺そんな人ばかり。以前に私より先に『浪速のブラックマンバ』がここを表敬訪問。

 

20160623-5先を越された私はかなり焦っており、今回の木青連の全国大会でようやく念願が叶ってホッとしているところです。浪速のブラックマンバこと、大阪府茨木市の戸田材木店戸田昌志君は、私より10歳ほど年下ですが、私の知る限りその世代では木の知識量はNO.1!彼の綴るブログ『本物の無垢木材 ~茨木市戸田材木店・セルバの木の虫ブログ~』は、本気で木の事を学びたいと思う方は必読。私のように情緒や感情に逃げない、熱情と木への愛がギッシリ詰まった「木の読み物」です!

 

木の事なら何でも貪欲に噛み付き、ひとたび噛もうものなら、世界最強の毒蛇ブラックマンバのように毒液を相手の脳内に流し込んで、木材鬼ファンに感染させるという戸田君すらをも魅了するムラモト倉庫!確かにここより規模の大きな倉庫は全国にいくらでもあります。でも私たちは倉庫の規模に集まっているのではない、そこに在る木と、そこに居る人に会いたいからこそ聖地を訪れるのである。あ、今頃思い出したけどこのシリーズは『聖地巡礼』にするつもりだったので今更ですがタイトル変更~!




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