森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

戸田に限らず、志ある材木人はひとり、またひとりと吸い寄せられるようにここにやって来る。それはここには、材木屋としてかくあるべきという確固たる「信念」が具体的な形として存在しているから(単純に在庫をどれぐらい持つのかという意味ではなく)。私も含め、そうありたいと願いながらも実現できていない迷える材木人たちが(理念を表明すれば、周辺から馬鹿じゃないのかとあざ笑われ心も折れかかる中)、信念を貫くこんな無謀な人もいると勇気づけられるところ。

 

20160624-2倉庫にはサイズや樹種によってきちんと整理された木材が山のように奥までビッシリと積まれています。倉庫自体が半端ない大きさであることと、月に1度の定例市のために中央部分を開けているので、全体像がつかみにくいかもしれませんが、とんでもないボリュームです!こちらがムラモト銘木市の時の様子。一枚一枚表情も形も違う無垢材なので、広げて並べる必要があるため贅沢にも思えるこの広い広いスペースが必要になるのです。嗚呼、屋根のある広い倉庫って羨ましい~。

 

いかん、いかん、羨ましいなんて言っては。羨ましがってなんかおらずに、倉庫を買えばいいだけの話ですから。危ない、危ない、何も行動しないでたた羨望するだけのつまらない男になるところでした。うちは新倉庫を買わずに、今の倉庫を改造してやり繰りする道を選択。扱っている木のモノの大きさは比較にならないほどの差がありますが、『かけらにも五分の魂』の気概!それにしても同じ市場で買っているとは思えないほどに材料の選択肢に違いが現れていて面白いものです。

 

実は写真はもの凄く撮らせていただいているのですが、ひと様の在庫されている材をあまり事細かく映したり、情報を公開するのはマナーに反すると思いますので、残念ながらそれらの写真は私だけの密かな楽しみに!こういう材もお持ちだという事が分かっていれば、何かの際には助けていただけることもあるのでこういうネットワークは本当にありがたいのです。ただし重くてかさばる木材の宿命で、石川から愛媛に材を送るとなると結構な値段になってしまうのが悩ましいところ。

 

SNSの発達で、木もネットで取引される時代になりました。フローリングやパネリングなど一定の品質が見える商品は致し方ないとしても(本当はそれも不本意なのですが)、テーブルやカウンターなどに使うような大きな一枚板などは、ネットではなく実物に対峙していただき。その重さや触感を感じていただきながら購入していただくのが理想。そう考えると、ただ在庫があるという事だけではなく、見ていただく「場面」や「機会」はもっと作らないといけないなあと・・・




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
Scroll Up