森のかけら | 大五木材


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昨日に続いて『蜜蝋(みつろう』の話。弊社の場合は普段からワックスとして蜜蝋を使っているため、蜜蝋というとどうしてもワックスのイメージが強いのですが、他にも化粧品や蝋燭や絵の具などさまざまな用途に利用されています。昨日も書いたように、蜜蝋には未精製の黄色いもの『未晒し蜜蝋/黄蜜蝋』と、精製した『晒し蜜蝋/白蜜蝋』の2種類がありますが、今までは後者の精製した晒し蜜蝋しか実物を使ったことがありませんでした。今回、林さんが持参されたのが黄蜜蝋。

 

 

 

正直その性質については詳しくないのですが、『未晒し蜜蝋/黄蜜蝋』は漂白処理をしていないため、蜜蝋本来の有効な成分や香り、色が多く残っているとのこと。若干蜂蜜のようなほのかに甘い香りがするということでしたが、仕事柄毎日木の匂いを嗅いでいるため、香りに対してかなり鈍感になっていて、私自身は匂いについてはあまり感じませんでした。見た目ではかなりチーズ臭がしそうですが。もともとミツバチが食べる材料によって、できてくる蜜蝋にも違いが出てくるそうです。

 

 

 

林さんの蜜蝋は、化学物質等を一切含まない100%のピュアな蜜蝋でしたが、これでワックスとかの製品を作られているというわけではありません。ワックスという大量に供給する必要があるものでなく、その生産工程を全面に押し出した手作りキャンドルコスメなどに使ってみては等の意見もありました。最近、アレルギー体質の方の中には徹底して化学物質を含まない商品を使いたい(使う必要がある)という要望もあり、実際弊社にもそういう方がお越しになることもあります。

 

 

 

しかし私はその道の専門家でもありませんし、その手の勉強をしているわけでもないので、自分自身のバランス感覚の中で、出来るだけ人体に負担の少ないものを使いたいと考えています。症状に深刻な方には申し訳ないのですが、そういう場合はきちんと専門家の指導を仰がないと、材木屋の経験則のにわか診断で下手な事を言って、症状が悪化することになっては大変です。自然粗大だから絶対安全といわけではなく、物事には相性がありますのでそこをきちんと押さえておく必要があります。続く・・・




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