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さて、話を『もく遊りん』さんに戻します。ずっと前から気になっていて、いつか訪れてみたいと思っていましたが、ようやく念願が叶いました。先日書いたように、獅子吼高原の傾斜地を利用した建物で、店内が階段状になっているのですが、それが階段を上がるたびにスペースの商品構成が切り替わっていて、次々と別の木に関するお店に入っていくような感覚で実に新鮮でした。縦の動線に配慮し、地の利を生かした造りにまず感動。
敷地には大きくふたつの建物が建っていて、正面玄関から入って右の建物がテーブルや木工品など木にまつわるモノを扱う『木工房』、向かって左の建物がピザのお店『食工房』となっています。実はこの旅で後日再びこちらをお邪魔することになるので、食工房については改めてその時にご紹介するとして、ここでは『木工房』について。傾斜地に建っているので入口もこんな風に勾配を利用して滑車式の扉になっていて遊び心満載でワクワクさせます!
広い店内にズラリと木に関する商品が並べられているのですが、その充実ぶりが半端ではありません。弊社も『木のもの屋・森羅』で、全国の木工クラフト品を扱わせていただいているので、馴染みのある商品もありますが、地域の作家さんの手によるオリジナリティ溢れる商品も沢山あって飽きません。こういうのを見てしまうと、抑えていた自分の中の「あれも欲しいこれも欲しい虫」が目を覚ましてまたぞろ動き出してきそうで怖いのです・・・。
弊社の猫の額ほどの狭いスペースでは展示できる商品数も限定され、肩をぶつけながら買い物するような窮屈さで、ゆったりと通路も確保できるこんな空間に憧れてしまうのは無いのもねだりと己を諫めます。これだけの建物を建てるためにかかる費用、施設の維持管理費、商品説明のできるスタッフの教育と人材の確保、商品管理等々、気の遠くなるような問題をひとつひとつ解決したからこその今の姿。ムラモト、鳳至木材、もく遊りん、と石川の材木屋いずこも恐るべし!続く・・・
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