森のかけら | 大五木材


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ひょんな事からトントン拍子に話が進んで、急遽エミフルでイベントを開催することとなった『森のくまさん(久万産)チーム』。メンバーは、FM愛媛久万造林㈱・㈱大五木材の3社。四国外の方には馴染みが薄いかもしれませんが、久万高原町というのは愛媛県中央部に位置する町で面積は県内市町村で最大、その地域の総面積は、58,366haで県土面積の10%を占め、このうち森林面積は43,030ha(森林率90%)で愛媛県の森林面積の12%を占めており、愛媛を代表する、全国でも有数の林業地なのです。

その広大な久万林業の礎を作った人こそが、井部栄範(いべ えいはん)氏。久万造林㈱の現在の代表取締役である井部健太郎君のご先祖であり、栄範氏から数えて5代目にあたります。なのでこの『森のくまさん(久万産)チーム』の実質的な主役なのでありますが、松山に会社のある大五木材がなぜ加わっているのかというと、久万高原町産の木材を取り扱っているということもありますが、ここで扱うのは非建築材なので、林業家だけの視点ではなく、加工したり味付けをする視点という立場で加わらせていただいています。

私の周辺ではこの数年の間に「非建築」という言葉をよく耳にするようになってきました。昔から使われた言葉ではありますが、バルブ景気で建築材全盛の頃は、主流に乗り切れない邪道に対して何か見下したような意味合いで使われることもあった(自意識過剰かもしれませんが)ように思いますが、同業者や行政関係者などが最近口にする「非建築」という言葉の響きからは、現状の建築材に対する焦燥感や新たな木材利用の渇望のような思いが含まれているようにすら感じてしまうのです。随分時代が変わってきました。

今後少子化の問題もあり、住宅産業が右上がり産業になっていくことがないであろうというのは明白な事実ですが、だからといってすべての住宅関連産業が斜陽化するわけではなく、激しい淘汰の中でキッチリ生き残っていかれる企業の沢山あることでしょう。しかしそこは間違いなく血で血を洗うレッドオーシャン!生まれながらに競争の少ない『丙午(ひのえうま)』という出自を持つ私は、そんな恐ろしい競争の中に飛び込むことも出来ずに、主要道を降りてブルーオーシャンたる『けもの道』を歩いていたら、少しだけ道が開けてきた気分。




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