森のかけら | 大五木材


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こちらは愛媛県産の『ヒノキ』の板。農林水産省の平成26年木材統計によると、愛媛県のヒノキの素材生産量(つまりヒノキ原木が山で伐採され搬出され販売された量)は、岡山、高知に続いて堂々の第3位のヒノキ王国です。2007年から2011年にかけての5年間は、生産量日本一の座にあったのです。しかし製材された製品の多くが県外へ出荷されることや、食べ物などと違ってその流通経路や販売現場が一般市民の目に触れることも少ないため、多くの県民にヒノキ王国であるという自覚は少ないと思われます。

少し田舎に行けば見渡すばかりの山々ですが、伐り出されるヒノキは一般の方が目にする国道沿いではなくもう少し山の奥にあります。一般に方がイメージされる「山」と、山林経営としての「山」にはかなり隔たりがあります。田舎の道を走ればそこら中に生えている野良生えの木々を見て、これが住宅の元になるのか、なんて思われる人もいるかもしれませんが、そういう木はほとんど伐採されることもありませんし、建築資材にも適しません。自然素材という言葉についつい誤解しがちですが木であれば何でもOKという事ではないのです。

こうして製材され加工され文字通り檜舞台に立つことのできる木は、限られた木なのです。しかもこのように無節で赤身とのバランスがいいようなヒノキとなると、多くのヒノキの中でも更にひと握りの選ばれしエリートなのです。今回はたまたま愛媛県産材指定ということでしたので、こういうエリートでしたが、弊社が普段扱っているのは、ヒノキやスギなどの王道の木ではなくて、ひっくるめて「雑木(ぞうき、ざつぼく)」扱いされる名もなき広葉樹のしかも節や傷のある「問題児」ばかり。しかしこの問題児がたまらなく愛おしい!

それでも時々はこういう無節のヒノキなども扱うと、弊社とのお付き合いが新しい方の中には「えっ、こんな普通の木も扱っていたんですか?!」と驚かれる方もいらしたりして、果たしてどんな材木屋だと思っていたのだろうかと尋ねたくなることもあります。この10数年間、意図してそういう方向に舵をきってきたわけですから、その効果が出てきたかなと嬉しく思いつつも、自分の想定とは違うとんでもない大五木材のイメージが出来ていたりするのかも・・・まあ、それもすべてひっくるめた『木のもの屋』になれれば本望!




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