森のかけら | 大五木材


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成長すると高さは40m近くにもなり、胸高直径で1.2mにもなる巨木です。オーストラリアなどでは、建築用資材にも使われるそうですが、気乾比重は0.54~0.62密度に関する強度は高くありません。用途としては、その装飾性を生かして家具や内装材、羽目板、化粧用合板などが多いようです。このレアな木、日本にどれぐらい入ってきてどの程度流通しているのか?私は10数年前にたまたま某所から偶然入手して以降、この材に出会ったことは僅かに一度しかありません。

オーストラリアではこの種の仲間は250種もあるそうで、杢に似て不思議な花や葉の形を持ついくつかの種が、日本にも観葉植物として伝わり販売もされています。花や葉の形を見れば、この花(葉)にしてこの杢あり、と思わせるほどに独創的。園芸用品種としては、グレビレア(Grevillea)と呼ばれているそうですが、それは英国の王立園芸協会の創始者であったC.F.Grevilleにちなんでつけられた名前だそうです。改めてルーツを辿ればいろいろな発見があります。

和名では、『ハゴロモノキ』とか『キヌガシワ』、『シノブノキ』など情緒的な名前もつけられていますが、ずっと昔に自分で仕入れておいて言うのも何ですが長らく持て余していたというか、この個性を生かせる出口を見つけられずにいました。持っていたサイズが、少し薄目(25mm前後)だったということもあって、造作材には厚みが物足らず、家具にも挑戦してみたものの、あまりにキャラが立ちすぎて馴染まず。だからといえ、これだけのレアな木を安売り気など毛頭無し!

その後、『モザイクボード』など端材が活用できる商品も開発したものの、その厚みがネックとなって(モザイクボードには荒で35㎜程度の厚みが必要)なかなか用途が定まらず、いつの間にかほとんど我が倉庫から出ることもなく月日は流れ現在に至ったのです。本当は素材で売るよりも、この杢を使った商品を開発したいのですが、今のところ妙案が浮かばないので、オンラインショップオープンを記念して、少しずつは素材でも販売していこうと思った次第ですのご興味のある方、是非どうぞ~!




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