森のかけら | 大五木材


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ところで話をオウシュウアカマツに戻します。先日も弊社にオウシュウアカマツの野縁が入ってきました。まあ、これも厳密に表わすなら、「ロシア産のオウシュウアカマツの野縁が入ってきました」という事になるのですが・・・。そんなにオウシュウアカマツにこだわらず、ロシアアカマツ、あるいはオウシュウアカマツと同類のロシアアカマツと言えばいいのでしょうが、弊社の場合【森のかけら】で樹種の名前をリスト化しているため、「いついつのブログに書いてあったOOの木はリストのどれなのか?」と質問されることもあるのです。

なので、なるべくリストに表わした名前でブログとかに書いた方がいいと考えているのですが、それがむしろ話をややこしくしてしまっているかもしれません。まあそれはともかくうちにやって来たロシア産のアカマツ、入ってきてまず最初にやるべきことは何かというと、小口に深く打ち込まれたガンタッカーのステープルを抜き取ること。これも言い方が分かりにくいかもしれませんが、業務用の強力ホッチキスで打った「コ」の字形の針を抜き取ること。木材が濡れないよう被せられたビニールシートの上から豪快にタッカーで打ち留められています。

実態は知りませんが、シュワルツェネッガーのような、いやロシアだから『ロシアの白熊』ことニコリ・ボルコフや『霊長類最強の男』と呼ばれたエメリヤーエンコ・ヒョードルみたいな大男たちが、針も折れよとばかりに鬼神の表情でガシガシに打ち込んだに違いない、と想像に手を震わせながらその針を1本1本引き抜いていくのです。私の脳内ではヒョードルが大雪の中で上半身裸になって、タッカーも使わずに掌でステープルを木に打ち込んでトレーニングをしている姿が浮かんでいるのです。それで針もこんなに曲がっているのか・・・

どうしてここまで深く打ち込む必要があるのかと思うような針もあって、ほじくり出して撤去。このままにしておくと運んだり施工するときするときにケガの原因にもなるし、なにより加工するときに加工機の刃を傷めてしまいます。弊社では建築用の野縁としてだけでなく、看板材などに自社でこれを削ることも多いです。抜き残した針で手をケガしたことがあったので念入りに針抜き。きっとヒョードルにもプーチンから強く打ち込んでトレーニングに励めとの鬼指令も出ているはずだから手も抜けないんだろうと、深く刺さった針にも妄想広がる。




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