森のかけら | 大五木材


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さて話を『サイカチ』に戻します。 ZUCCHEROさんがの千舟町に移転されたのが2016年ということなので、早いものでもうあれから3年。お店には植物に囲まれたテラスがあって、そこに置く一枚板を探しに大川 聡司社長とスタッフの皆さんが来られました。料理にもこだわれているだけあって、店に置くテーブルにもこだわりがあって、あれこれ悩んだ結果選ばれたのがこの二股のサイカチでした。ご要望でしたので、変形の二股の形に合わせて別注で足を製作。耳の形を豪快に生かした仕上げとさせていただきました。

大川社長とは、Funny’s waffle (ファニーズワッフル)、  IL Banco(イルバンコ)そして今回の ZUCCHERO(ズッケロ)さんと続けてのご縁。そのご縁を作っていただいたグローブコンペティション山田徹さんとすずかけ商会川上陽介君には感謝しています。昔は店舗などに関わらせていただいても下請け業者のひとりという立場で、オーナーと直接お話しする機会もほとんどありませんでしたが、扱っている材がマニアックになってきていて材の説明が欠かせない事もあって、オーナーとお話をする機会も随分と増えました。

今回もテーブルを加工してくれたのは、お馴染みの『ZEN FURNITURE』の善家雅智君。実はこのテーブルのご注文をいただいた時に家具の仕事がかなり混み合っていて、納期がギリギリだったのですが、そこをどうにか間に合わせてくれるのが善家マジック!絶大な信頼を置いています。無事納品もさせていただき、仕上がりも気に入っていただきました。早速お約束の機縁写真。たまたまですが、ZUCCHEROさんのシェフの角藤正輝君(写真奥)は、同郷の高校の後輩(西予市野村町)で、数珠つなぎにご縁がつながっています。

ご縁といえば、後日お客さんとしてお店にお邪魔した時に、山田さんとの仕事の絡みで来県されていた、世界を股にかけて活躍されているチェンソーアート作家城所ケイジさんご夫婦もお店に来られて久しぶりにお会いしました。相変わらずエネルギッシュで精力的に各地で活動されています。城所さんの作品も松山でもいくつか見ることが出来ます。一緒にお食事したのは数年前の事、あれから城所さんのホームグランドである和歌山県田辺市の龍神村に行こう行こうと思っているのですが未だ叶わず。 

という事で一枚の板にもいろいろなご縁が結びついていますが、小さなご縁も大事にしてないと縁が遠ざかっていってしまいます。大切に小さなご縁を育てていかねばならないと思っています。別の飲食店などでも、オーナーがこういう変形の耳の形に惚れられて、かなり形が個性的な面白い一枚板のテーブルを作らせていただいたことがあります。見た目の面白さを優先しすぎて、お客さんが座って食事するには使いにくいのではなんて、やり過ぎ感をちょっと後悔されたりする事もあったりしましたが、実際は変わったところに座るお客さんが多くて心配は杞憂に終わります。結局変わったテーブルに惹かれるお客さんは、その変わり具合が好きなのであって、実用性よりも好奇心が勝ってしまうのだと思います。個性的な店には個性的なテーブルがあって、個性的なお客さんがやって来るというのが私の結論

Restaurante BAR Zucchero(ズッケロ)
定休日 火曜日

 

 




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