森のかけら | 大五木材


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1年ほど前になりますが、ある日曜日に何気に『飛び出せ!科学くん』を観ていたら、「駿河湾に沈んだ船」という、いつか聞いたキーワードが!のめりこむように画面に見入ると、どうやら鮫好きの番組MC田中直樹氏が、日本の誇る最新鋭の深海左遷調査船「ハイパードルフィン」に乗り込んで、世界一深いとも言われる駿河湾の深海でまだ見ぬ深海魚を探すというプロジェクトでした。そこでは新種の深海魚は発見出来なかったのですが、たまたま偶然別のものが・・・!

深海魚を追っかけた先にあったのは自然のモノにしてはあまりに不自然な木の塊。不審に思った研究員がその木片を引き揚げてみたらしいのですが、どうやらそこは昔から沈没船の噂がある海域で、もしかしてその木片が沈没船の船体の一部ではないかというのです。深海1400mの海底に沈んだであろうとされてるのは、ロシアの軍艦・ディアナ号。ペリーが黒船に乗って浦賀にやって来た翌年に、ロシアからも日本に開国を迫りに来た船です。

ディアナ号は初めに函館に来て、その後大阪を経て下田に入ったそうです。軍艦の指揮を執るのはプチャーチン提督、今から157年前の話です。鎖国をしていた当時の日本へ来港した船の事ですから、その記録は古文書等にしっかりと残っています。もし、その軍艦の一部だとしたら、材料は「チーク」で出来ているはずなので、それが断定できれば、ディアナ号の謎に一歩でも近づけるかもしれないという事だったのです。おおっ!あの電話はこれだったのか~!

その時の番組では、この木片の正体を捜査中という事になっていました。もし、あの依頼を引き受けていたら、「専門家による鑑定の結果、木片はチークと判明!」とかってテロップがでたりしたんでしょうね、きっと。番組を観ながら、子どもたちともその話で大盛り上がり。今回はニアミスとなりましたが、ひょんな事からいろいろなところと繋がるものです。さて、番組ではその後この沈没船について触れることがなかったので、私もすっかり忘れていました。

ところが不意に新聞のTV欄を見ると、当番組に『歴史を変える大発見!深海大発見スペシャル』の文字が!これはあの木片と沈没船の謎が解明されたのだと思い、厳粛な気持ちでTVの前に。かつては、「徳川埋蔵金伝説」とか「幻の黄金伝説を追う」なんていうドキュメント(?)番組をよく観ましたが、まさに懐かしい昭和のあのノリで、次々と謎が解明され、期待を煽っていきます。150年前の外交問題ですから、結構記録もしっかり残っているものなんですね。沈没したディアナ号を襲った度重なる悲劇が紐解かれます。

不運にも下田港に着港したディアナ号を「安政の大地震」が襲い、船は大破します。それで、船を修理するために下田から戸田(へだ)港に移送するのですが、その時またも大波に襲われ船は沈没。前回同様、乗組員は地元の漁師たちの手によって救出されて1人の死者も出なかったとされています。駿河湾の海底深くに沈んだ船を追い求め、数々の調査隊が挑んだにも関わらず、発見する事の出来ませんでした。文献調査、潮の流れや海底の形状などから、沈没した位置を割り出し、再調査した模様が2時間のスペシャル番組として放送されたのです。果たしてその真相や如何に!?

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