森のかけら | 大五木材


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以前に久万高原町で挽いてもらっていた愛媛県産の広葉樹の丸太(一部針葉樹あり)が、乾燥期間を経て続々と弊社の土場にやって来ました。決して銘木と呼べるような立派な木でも大木でもありませんが、多樹種愛好材木屋としてはいろいろな種類の広葉樹が、しかも身近で手に入った事が嬉しいのです。これぐらいのボリュームで少しずつ、本当に少しずつでも集めていけば、近場でも結構な種類を集める事が出来ます。これで即住宅資材とか家具なんて大物を考えずに、身の丈に合った出口を考えてやれば十分に活かせます

しっかり乾燥した分、すっかり表面が汚れて元の表情が分かりませんし小口もガタガタ。これですぐに売れるわけでもないし、すぐに売れるとも思っていませんので、この後で1枚ずつ小口をカットして寸検して番号を付けて台帳に記載します。それから桟を敷いて板を並べていくのですが、その間にもどういう板になったか、この木がどういう用途に向いているのかを考えながら並べていきます。こういう時が妄想大爆発で、木を触っていても一番楽しい時かもしれません。形が変わっていれば変わっているほど萌える~!

今回入荷したのは、クスノキ、ケヤキ、ヤマザクラ、ミズメザクラ、カゴノキ、サワグルミ、キハダの広葉樹とカヤツガの針葉樹の9種類。よく樹種が混じりませんかと質問されたりしますが、製材した時に小口に番号を打ってもらっているのと、小口をカットすれば生地の色が分かるのでそれで判断できます。小口を鋸でカットすれば滑らかなおニューの面が現れますが、直後にマジックで樹種名と整理番号を書くのですが、その瞬間なんだか自分が親になったような気分になります。

よし、これからは俺が責任もって世に出すぞ~!という意気込み。そうやって検品もナンバーも書いた後は一枚ずつ桟積みしてこれからまたしばらく眠りについてもらいます。これは乾燥させるというよりも、「こういう材が入ってきました。使ってみませんか?」とその存在をアナウンスして知っていただく出荷待ちの時間。弊社の場合はここからが長いので、乾燥した材が更に不本意(?)に乾燥していくことになるのです。細かな材の特徴については、また改めてご紹介します。




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